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AI技術の現場活用がDX化を加速させる

世界標準を視野に改革を進める大学病院が
その一環として医療情報連携基盤を構築

月刊新医療 2025年2月号 掲載記事

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電子カルテの次へ。「知的カルテ」を実現するデータ統合戦略

藤田医科大学が目指すのは、単なる記録媒体としての電子カルテではありません。医師の思考をリアルタイムで支援する「知的カルテ(Intelligent Medical Record)」の実装です。
これは、年々複雑化する診療ガイドラインや安全管理基準をAIに学習(機械可読化)させ、医師のオーダーや判断をその場で支援する新しい仕組みです。
AIが医師と対話しながら診断をサポートすることで、経験の浅い医師や専門外の領域でも、ベテラン専門医並みの高度な医療判断が可能になる。記録するだけのツールから、医師と共に考えるパートナーへと進化させるこの構想こそが、同院のDXの核心です。

医療×AI活用を実現するための鍵
医療情報連携基盤「FR-Hub」

このAI活用構想を実現するための鍵となるのが、医療情報連携基盤「FR-Hub」です。
この基盤があることで、医療AI活用は劇的に加速します。AI解析に必要な高品質なデータが常に整理された状態で提供されるため、高精度なLLMの実装や臨床判断支援アプリの開発が迅速に行えます。電子カルテのメーカー制約を受けずに最新AIを柔軟に組み込める環境が整うことで、現場の負担軽減と高度な医療安全の両立をスピーディに実現可能にします。

医師の働き方改革もAI活用。
作成時間を「数十秒」に短縮・AI退院サマリー

医療×AIでも、画像診断支援や知的カルテのような「すごいAI」だけではありません。膨大な音声・文字から内容を要約する、フォーマットに沿った資料を生成するような活用方法は医療業界に限らず、すでにさまざまなビジネスシーンでも多用されている活用方法です。

藤田医科大学では、医師の働き方改革の一環としてこうした文章作成業務効率化にもAI活用を広げています。
そのひとつが、生成AIによる退院サマリー自動作成です。 医師はボタンを押すだけ。AIがカルテから入院経過や処方内容を読み取り、わずか数十秒で要約を作成します。これまで数十分かかっていた作業が劇的に短縮されました。
重要なのは、これが実験ではなく、多忙な耳鼻咽喉科などで「ほぼ全員が使用している」という実用性の高さです。

さらに2025年2月からは電子カルテへの音声入力自動化システムの実証を開始。現場からは人間関係や個別事業、能力も考慮し反映する勤務管理システムなどに展開できないかとの要望も出ています。

現場の医師や勤務者の負荷を軽減するAIツールを、どのように業務フローに組み込んでいくか。その成功の鍵がここにあります。

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