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デジタルトランスフォーメーションのベースライン:InterSystems IRIS 2020.1

仕事を離れると、私はベースギターを弾いています。ベースラインには素晴らしい物があります。それは、数々の素敵な歌の基盤であり、その周囲にあるその他のすべての要素が、そこに集まります。こうした点で、これは素晴らしいデータプラットフォームと同様だと思います。データプラットフォームが、皆様のもつあらゆるものを統一するアーキテクチャー、環境を創造します。これは、デジタルトランスフォーメーションの成功を支える基盤です。

当社が2018年1月に InterSystems IRIS の初期バージョンをリリースして以来、当社のお客様、パートナーの皆様の多くに採用いただいています。当社は、そうした方々による InterSystems IRIS を基盤にした次世代のアプリケーション開発をご支援させていただいています。このブログでは、お客様のそうした新しい開発のトレンドや、最新バージョンである InterSystems IRIS Data Platform 2020.1 の機能をどのように利用されているのかについて、ご紹介致します。

デジタルトランスフォーメーション: いたる所で語られていますが、デジタルトランスフォーメーションは、当社のエンタープライズお客様の全てではないにしろ、殆どの皆さんの1番の要望です。これらのプロジェクトは、ファイヤーウオール内でもその外でも、分離されたデータやアプリケーションサイロを統合する必要があります。そして、数百、数千といった異なるサイロを連携させることは困難です。インターシステムズは、サイロの統合をより簡単にし、それらを連携させる分断のないデータ駆動型プロセスを構築するために、継続的に努力をしています。これには、プライベートおよびパブリック API の構築と管理をする、フル・ライフサイクル API マネージメント機能の提供も含みます。実際、当社のあるお客様で、40ヵ国以上の国々で小売企業をサポートする 3PL の企業様は、 新規のサプライチェーンとの統合と組み入れ時間を65倍も短縮し、彼らのシステム内にある「ブラインド・スポット(手の届かない場所)」をなくすことができました。

データとアナリティクス: データはどこにでもあります。しかし、組織は未だにビジネスを改善するための最良のデータ活用方法を見つけだすのに苦労をしています。新しい方法でより大量のデータを活用するといったニーズは高まるばかりで、それには拡張能力が求められます。また、データに隠された意味とパターンをより簡単に理解する能力、そして機械学習や自然言語処理などのより多くの分析を実行する能力が求められます。そして、多くのお客様は、そうして学んだことを、リアルタイムのビジネスプロセスに取り込みたいと考えています。しかも、アプリケーションが稼働し、新規データが生成、分析され、その結果をまたプロセスに戻すといった“継続的改善の仮想サイクル”を、異なる環境にデータを移行することなく、実現したいと考えています。

パフォーマンス: InterSystems IRIS の「能力」は、リアルタイム、非常に拡張性のあるアプリケーションに力を与えることです。多くのお客様は、(金融サービスの FIX メッセージ、機器からの MQTT メッセージなどの)データを、非常に高速なインジェストレートで取り込むアプリケーションを構築されています。同時に、リアルタイム分析(SQLクエリ、機械学習アルゴリズム、BI、ビジネスルールなど)を、インカミングデータおよび履歴データに対して行っています。こうしたアプリケーションには、トランザクションと分析の両方に対し、その両方のワークロードを犠牲にせず、かつ効率性、信頼性、低コストを保持する、非常に高速な処理能力が求められます。これこそが、InterSystems IRIS の正に優れた点で、最新版では、競合をさらに引き離すべく、より力を注いだ点です。事実、最新の Critical Capabilities for Operational Database Management Systems レポートで、ガートナーは以下のように記述しています。「インターシステムズは、すべての製品の高速性、大量処理で、最高点を獲得している。」 [1]

生産性: インターシステムズは、開発者と運用チームの生産性をよりよくすることに、努力しています。こうしたことで、開発者が自分の選んだプログラミング言語(Java, Node.js, Python, .NET, など)で、簡単にアプリケーション開発が行え、また、Kubernetes、FHIR、Visual Studio コードなどの業界標準をサポートしています。また、当社のお客様が、他社技術を使った既存アプリケーションからの移行が簡単に行えるよう務めています。それにより、1からアプリケーションを再構築することなく、InterSystems IRIS 機能、性能、効率性などの利点を利用できるようにしています。

クラウドおよび配備: 多数の新規配備はクラウド上で行われている一方、当社のお客様およびパートナー様は、オンプレミスやプライベートクラウドで運用している場合も多くあります。これは当社にとって、オンプレミス配備に対する拡張を継続する必要があるということで、その一方で、主要なすべてのパブリッククラウド、ハイブリッド(クラウド-クラウド、クラウド-オンプレミス)コンフィグレーションでのソフトウェア運用を簡単にし、既存のオンプレミスアプリケーションのクラウドへの移行、あるクラウドから別のクラウドへの移行などを、アプリケーションに変更を加えることなく、より簡単に行えます。

 
今こそ、皆様方が、InterSystems IRIS 2020.1 を使ってご自身の交響曲を作曲する時です。インターシステムズは、お客様、パートナー様が、データとアプリケーションサイロを統合した高性能な機械学習アプリケーションの開発をより簡単に行えるようにしました。そして、さらに、お客様、パートナーの皆様が、当社のソフトウェアを利用して、こうしたアプリケーションを開発され、それに、引き続きご協力できることに、大変ワクワクしております。

今後2-3ヵ月で、当社のエンジニアやプロダクトマネージャーたちが、こうした開発やその他のトレンド、InterSystems IRIS 2020.1 が皆さまにどのようにお役にたっているかなどについて、 この場でご紹介させていただきます。

スタジオに入る準備はできていますか。 こちらから、2分以内で最新版を動かすことができます。また、より詳細は、 今後の Webinarで学ぶことができます。
Developer Communityにも多くの情報がございますので、是非ご覧ください。

[1]Gartner Critical Capabilities for Operational Database Management Systems, by Analysts Merv Adrian, Donald Feinberg, Henry Cook, 25 November 2019 – ID G00377041. Disclaimer: Gartner does not endorse any vendor, product or service depicted in its research publications, and does not advise technology users to select only those vendors with the highest ratings or other designation. Gartner research publications consist of the opinions of Gartner’s research organization and should not be construed as statements of fact. Gartner disclaims all warranties, expressed or implied, with respect to this research, including any warranties of merchantability or fitness for a particular purpose.

 
Joe Lichtenberg
インターシステムズの製品および業界別のマーケティング担当。様々なデータ管理、分析、クラウド・コンピューティングテクノロジ・プロバイダでの豊富な経験をもつ。

 

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