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スケールするという大望を支援する

「小さな計画は立てるべきでない。それは、人を興奮させる魔力はおろか、実現する可能性は恐らくないだろう。大きな計画を立て、志高く努力すべきだ。」 ダニエル・ハドソン・バーナム(1846-1912)

私はシカゴに住んでいます。大きなアイデアに満ちた歴史的な都市です。その1つが、よく引用される ダニエル・バーナムの上記の言葉です。バーナムは、19世紀後半の都市建設の父で、1893年のコロンビア博覧会とグラントパーク都市計画の総指揮者でした。

ビジネスやテクノロジーでよく使われる「スケール」という言葉を聞くと、私は、このような基本的なアイデアを思い浮かべます。

スケーラビリティは、技術的、財務的、ビジネス的な意味を持ちます。きちんと定義されておらず、企業がその構造あるいはリソースに制限されることなく成長できるかどうかに注力しています。テクノロジーによって、顧客や規模をより簡単に得られるようになり、スケーラビリティというアイデアは、昨今では、さらによく聞かれるようになりました。

「この戦略で10倍の成長を達成できると考えるのは適当か?」「これを成し遂げるのに誰を引っ張り出す必要があるか」「当社のインフラで、10倍、100倍、1000倍の増加処理が、全く問題なく行えるのか」

こうした疑問は、どの組織でもよく考えることです。では、皆様の組織でのスケールをどのように考え、今後直面する初めての課題に合わせて、どのようにインフラやパートナーシップを整えればよいのでしょうか。

1つの方法は、それを何度も経験している企業と協業することです。テクノロジーとビジネス手法を拡大し、増大し続けるビジネスとテクノロジーの要求に応えている企業です。

エピックシステム・コーポ―レーション

エピックシステム社が、カイザーパーマネンテ(KP)との18億ドルもの大きなエンタープライズ規模の臨床および財務情報システム導入の契約を取った時、膨大なプロジェクト範囲には、疑問が上がりました。これまでに経験のないほどの規模にどうスケールするのか。「これは『できるとしたら、しかし、どのようにできるのか』という疑問ではなかった」と、カイザーパーマネンテ、南カリフォルニア担当チーフメディカルインフォメーションオフィサー、ジョン・マティソン氏は述べています。 この契約は、これまで、経験のない規模のものでした。

当社は、エピック、カイザーコンサルティング会社、ハードウェアとインフラ担当のIBM、ベストプラクティスのアクセンチュアと信じられないほど緊密に協調して、このプロジェクトを実現させました。インターシステムズからは複数の専門家によるチーム(システムアーキテクト、プロダクトマネジメント、サポート組織、あらゆるレベルのマネジメント)が複数年数かけて支援しました。カイザーパーマネンテは、 2010年3月にプレス発表を行い、それによると、431の診療施設、36病院すべてが、エピックシステムのEHRを活用したカイザーパーマネンテの HealthConnect 電子健康記録(EHR)システムに接続されています。この プレスリリースは次のように述べています。「包括的な医療・健康情報システムでは、860万人以上の患者、担当の医師、看護師、薬剤師、個人情報、最新の医療知識が、安全に接続されています。カイザーパーマネンテの医療の統合手法と統合して、KP HealthConnctは、プライマリと専門ケアチームの協業促進を支援します。」

当然、今の答えは、エピック社は、ほぼいかなるスケールのプロジェクトに対して、対応可能な規模だったということで、当社は、エピックとのテクノロジーパートナシップを有することを誇りに思い、スケーラビリティの能力を拡大し続けます。

ガイアミッションー欧州宇宙機関(ESA)

スケールのもう1つのよい例があります。2013年12月19日、欧州宇宙機関(ESA)は、銀河の3D地図を作るとい大望のミッションーガイアミッションーを開始しました。このプロジェクトを通して、膨大なデータの素早い保存と分析が要求され、ESAは、ガイアミッションの科学的処理を支援する先進のデータベース技術をもつインターシステムズと協業することになりました。このプロジェクトに関する詳細は、こちらの インフォグラフィックをご覧ください。

ガイアは5年をかけて、銀河系にある10億の天体を観測します。各天体について70回に渡ってデータを収集し、その位置、動き、輝度の変化などを正確に観測します。これらすべてを合わせると、データ収集は天文学的な量に上ります。ガイア衛星の鍵となる要素は、Astrometric Global Iterative Solution(AGIS)で、すべてのガイア測定の空間的精度を、反復的に決定していくというものです。

ミッションを通して、AGIS は、500億の Java オブジェクトを7日以内にデータベースにインサートする必要があります。当社のデータプラットフォームは、手ごろなハードウェア要件で、要求された性能とスケーラビリティを提供可能であると ESA は分かりました。

拡大されたミッションは、少なくとも 2020年12月まで継続される予定で、ガイアは、2013年ミッション開始以来、生成された情報データのいくつかを公開しています。

2018年4月の最新データ公開では、17億の天体の位置をプロットしています。これは、ILA Berlin Air Showで、3Dカラー地図として公開されました。ガイアは、天体の観測結果を生成し続けます。このミッションの追加情報は、 ESAのWebサイトにあるガイアリソースで確認できます。

当社は、よりよい性能とスケーラビリティ向上のために努力し、拡張と革新を提供し続けていきたいと思います。実際に、 インテルの事例と共に公表したように、共同プロジェクトによるパートナーシップで、真のスケールが可能になります。

スケーリングは - 地球上ものであれ、惑星間であれ – 堅牢な基盤に依存するもので、現在でも近代ビジネス世界における最大のチャレンジの1つです。 イアン・モリソンが、こう言っています。「挑戦は、優れたアイデアを特定することではなく、そのアイデアをスケール(拡張)していくことである。」

 
Todd Winey
Todd Winey は、InterSystems HealthShare の戦略市場担当シニアアドバイザーです。 彼は20年以上の医療IT経験を持っています。

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