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IoT時代に大切なこと:Elegant Simplicity (洗練され、かつシンプル)

IoT時代に大切なこと:Elegant Simplicity (洗練され、かつシンプル)

—ビズベース様、車両運行管理サービスご採用にあたって 

投稿者:インターシステムズジャパン マーケティング部 ディレクタ 橋澤満貴

 

先日、インターシステムズデータプラットフォームを、当社のパートナー企業であるビズベース様が提供する車両運行管理サービス「ACO(Analysis of Car Operation)」にご採用いただいたという プレス発表をさせていただきました。

「ACO」は、車両に通信機能とGPS機能を備えた車載器を搭載して、位置情報と以下のような車両データを取得・管理するサービスを、クラウドで提供しています。

  • 急ブレーキ、急加速
  • 走行ルート
  • 走行距離
  • アイドリング時間/回数
  • 駐車時間/回数
  • 燃料消費量(※車両による)
  • エンジンのオンオフの位置情報と時間

こうしたデータは、15秒毎にデータセンターのサーバに送られる他、しきい値を超えるインシデントが起こった場合には、即座にアラートが送られる仕組みで、車両管理の他、安全対策、業務の効率化、コストカットなどが可能になります。また、さまざまな車両に関するレポート機能も充実し、管理者を支援します。

正に「ACO」は、IoTの活用そのものですが、ビズベース様によると、インターシステムズデータプラットフォームを基盤として採用した利点として、膨大なデータの処理能力、拡張性、迅速な開発が可能、リアルタイム分析、さまざまなデータ形式や通信方式に対応する柔軟性などを挙げていただきました。

IoTアプリケーション開発に求められるものは多くありますが、特化したサービス機能を除くと、以下の5つの要件に集約できるように思います。

  • 増え続ける膨大なデータのリアルタイム処理
  • リアルタイムでインテリジェントな分析
  • さまざまなデバイスのさまざまなデータ型、通信方式に対応
  • 多様なアプリケーション・システムとの連携
  • ハイブリッドを含むクラウド配備

IoTプラットフォームは一義的に定義することが困難ですが、インターシステムズのIoTデータプラットフォームは、インテリジェントでデータリッチなアプリケーションを構築するIT基盤システムで、次にあげる機能を提供すると定義しています。

  • 構造化および非構造化データ の収集、統合、管理、分析
  • 同時ワークロード(分析およびトランザクション処理)
  • オープンな組み込み分析機能
  • データおよびアプリケーションの相互運用性

来年早々にリリースされる新製品、 InterSystems IRIS Data Platform® は、以下の機能を単一のプラットフォームで提供するユニークな製品です。

  • 構造化/非構造化、スモール/ビッグ、集中型/分散型、履歴、リアルタイムなどあらゆるデータ型に最適に対応するトランザクション分析処理エンジン
  • 異なるアプリケーション・データソースを接続し、それらを横断したビジネスプロセスを作成するネイティブな相互運用性
  • BI、予測モデル、機械学習、自然言語処理を含むリアルタイムおよびバッチ分析が適用可能なオープンな分析プラットフォーム

繰り返しになりますが、こうしたIoTアプリケーションに求められる機能を、1つのプラットフォームで提供している点が、インターシステムズIoTデータプラットフォームの最大の特徴です。もちろん「クラウド・ファースト」クラウド配備を前提にした設計です。

IoT時代、IoTプラットフォームを提供する企業は多く存在します。それらが提供する機能やサービスは多義にわたりますが、IoTに求められる要件を提供するために一般的に取られるアプローチは、さまざまな機能や技術に対応する製品群を集めてスイートとして提供するアプローチです。もともと別々のものを集めたので、扱いもそれぞれで、製品群の中でそれらの連携や接続、管理がそれぞれに必要になり、それだけでオーバーヘッドがかかります。

インターシステムズの開発哲学に「Elegant Simplicity - 洗練され、かつシンプル」というものがあります。高機能だけれどもシンプルに扱えるという意味です。時代とともにITシステムは複雑性が増し、さまざまな要件に対応するために、さまざまな技術を組み合わせ、さらに複雑になっていますが、インターシステムズには、求められる高度な機能を提供する一方、複雑性を排除したシンプルな設計、シンプルな管理にするという確たる設計思想が存在します。多様なデータ型や通信方式、変化するスタンダードに益々対応しなければならない時代、こうした設計哲学が意味するところは大きいと思います。

ビズベース様は、いろいろなIoTプラットフォームを検討され、今回「ACO」にインターシステムズデータプラットフォームをご採用いただいた事について、以下のように述べていらっしゃいます。

「ACOサービスは、3,000台の車両から15秒毎にデータを送り、処理することを想定して設計しています。他社プラットフォームは、受信だけでサーバが4-5台必要でしたが、こうした大量データを1台のサーバで問題なく扱えたのは、インターシステムズのプラットフォームだけでした。また、データ取得と表示のスピードも他社と比べ非常に高速で、APIベースで他のアプリケーションとの連携がしやすく、GIS(地理情報システム)との親和性もよかったです」(株式会社ビズベース 代表取締役 安井 穂 様) 

インターシステムズは、今後も、データプラットフォーム製品を通して、IoTを活用した様々な活用シーンや、ソリューション開発に貢献していきたいと思います。

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