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HIMSS19:新データ駆動型の未来を築くための医療健康の統一

今年のHIMSSのテーマは、“ Champions of Health Unite (健康統一のチャンピオン)” です。新たにそして急速に変化する業界での繁栄に不可欠な協調に注目が集まっている年であり、人を集めるテーマとしては、非常によいだと思います。2009年の Stimulus Plan (景気刺激計画、ARRA:アメリカ復興・再投資法)によって、電子医療記録(EHR)の導入が突然始まってから、10年が経ちます。現在、医療業界は全体としてほぼ電子的に運営されていますが、ケアチームが必要な時に、患者に関連した医療情報の完全な絵を提供できるまでには至っていません。

全てでないとすると、医療業界のほとんどは、正しいケアを正しい人に正しい時に、よりよいアウトカムと品質をもたらす方法で医療を提供し、かつ、コストを削減することは、正しい行為であると合意をしています。しかし、価値に基づくケア、集団健康管理、精密医療、などの旗の下で、これらの各要素の実現には、複数のソースからの情報を新たな方法で集約し、正しい洞察をリアルタイムで収集することが求められます。

私たちは、単純により多くの情報を集めるだけでは、かならずしもよくならないことを学びました。情報源が5であろうが、100であろうが関係ありません。重要なことは、医師が患者のより効果のある治療計画の立案を支援する、あるいは、退院プランナーが、退院後に患者の家での転倒を防止する歩行器の注文を支援する、あるいは、小児科医が、アレルギー反応が出ないよう、子どもの患者に代替の薬の処方を支援するといった、1つの洞察が生成できるかということです。

業界としての次の進化は、より賢くなるということです。現在よりより賢く。エコシステム全体で、医療情報システムとデータを、ノイズを減らしてシグナルを単純化する方法で、編み合わせることです。 これは、200以上の加盟者と1100万人の患者のために、Manifest MedEx(MX)が、インターシステムズと協力して、カリフォルニア州全土に渡って取ったアプローチです。MXデータとサービスの使用によって、開始して2年以内に、私たちの加盟医師は、患者アウトカムの改善と回避可能な再入院の削減を実現しました。

10年前の HIMSSでは、医療システムから紙の記録をなくし電子化することは、多くの労力が必要なように思いました。その未来が今ここにあります。私たちの目は、真の統合医療情報システムに向けられています。その進歩は加速され、今、医療リーダが行動を起こす段階です。カリフォルニア州では、こうした勢いが構築されつつあり、私は、HIMSSで、他の州や全国のリーダたちと、この国全体での進展について、討議することを楽しみにしています。

HIMSS19会期中、2月14日(木)8:30am より W208Cルームにて開催される Manifest MedEx のインダストリソリューションセッション ” Unifying Provider and Payer Data to Propel Value-Based Care (価値に基づくケアを加速する医師と保険支払データの統合)“をどうぞお見逃しなく。


 
筆者について

エリカ・ガルベス Erica Galvez
Manifest MedEx プログラムスタッフ長、プログラム&パートナーシップ担当副社長

医療情報交換および相互運用性における専門家として知られ、15州に広がるACOで、年間医療費が15億ドル以上を計上する Aledade 向けのHIEの取組みに従事。また、病院との連携を3倍にすることに尽力し、回避可能な入院や救急来院の削減のための医療情報活用を発展させた。

Aledade 以前は、国家医療IT調整室(Office of the National Coordinator for Health IT’s)相互運用性ポートフォリオを先導。また、同HIEプログラムのディレクター、AHIMA’s State-Level HIE Consensus Projectのプログラムマネージャーも務めた。医療施設認定合同機構(The Joint Commission)で、医療の質と患者安全の研究に数年従事してHIEの分野に携わるようになる。コロラド大学修士、ウィスコンシン大学マディソン校でSix Sigma yellow belt を取得。

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