私は、 包括支払制度のプログラムの下、医療従事者とともに適切なケアを提供するために、何年も尽力してきました。急性期のケアサービスの包括支払いであるDRG(診断群分類)が、その最初だったと思います。3世代の家族のケアの管理を2か国、5つの州に渡って行ったこともありますし、数多く選択肢があった緊急の処置にも関わりました。
しかし、私自身は、これまで本当の意味での連携したケアの経験はなく、先週夫が人工股関節の手術を受けて、初めてその経験をしました。
当事者として、友人やケアを提供してくれる方からのアドバイスを受けました。実績や年間の処置数などを調べたり、評価の高い他の医師からのセカンドオピニオンも貰いました。そうして、プライマリケア医師から受けた紹介先が、適切なのかを確認したのです。
その後、クリニックと病院が治療にあたりましたが、その経験は素晴らしいものでした。
スマートフォンのオンラインアプリケーションで、24時間以内に手術日を決め、電話での事前問診の日程を決め、4時間のチームが連携した事前の診察日なども予定しました。バージニア州にあるこの病院は、到着する前に、治療の自己負担金の処理も済ませ、ドアのところで私たちを迎えてくれました。私をファミリーケア提供者として扱ってくれ、全てのプロセスをきちんと説明していただきました。
夫が病室に到着して1時間もたたないうちに、理学療法が開始されました。次の日に退院する前に、(家のある)メリーランド州のホームケア担当の方が、最初の通院日をスケジュールし、患者エンゲージメントアプリケーションが、ギャリー(夫)のリハビリ訓練の開始を促しました。
何よりも素晴らしいのは、私たちは、保険会社と何一つやり取りすることがなかったのです。
病院、ホームケアサービス、整形外科医院は、包括支払いの下で、支払いを受けています。包括であったか、なかったかは、率直なところ問題ではありまん。夫は、既に、以前よりもよく動けるようになっています。そのプロセスは本当に分断のないものでした。
何がよりよくできたのでしょうか。それは情報技術です。
医療での全ての出来事は、フィールドリサーチの機会を示しています。今回の治療の場合、ケアプロセスの人的要素が協調的に連携されていました。医療従事者と保険会社がITによって繋がれたことで、これが可能になったのだと思います。
- 統合病院情報システムの中には、サイロが存在します。チームによる事前の通院や、同じ建物内に関係者がいたとしても、同じ質問を何度も聞かれていました。(患者識別をする患者安全のための質問を意味しません)
- 明らかに、病院システムからホームケアシステムへの自動的に情報を受け渡すことはしていません。私たちは、既に情報があるかは確認しませんでしたが、むしろ、プライマリのデータ取得については、支援しました。
- 私たちの保険のケアマネージメントプロセスは、外科病院への紹介によって処理が開始されましたが、ケアマネージャは、夫の2年にわたる保存療法や自身のケアの全記録を伝える会話などは、全く見えていなかったと思います。
よかったことは、医師たちは、使っている電子医療記録システムについてよいと話していたことです。両方ともインターシステムズのソフトウェアパートナーのものでした。もう1つのよかったことは、人によって正しく引き継がれることで、患者のための連携されたケアを提供できるということが分かったことでした。
あらゆることに現在コンピュータを使うことが必要です。同僚のリンダ・ロウが最近こう言っていました。包括支払い制度は、データの集約に依存している。ギャリーは、よく連携された新しい人口股関節で階段を上る練習をし続ける一方で、私たちはデータの連携の部分に尽力し続けようと思います。