予期せぬ事態を想定して:情報技術を通じたレジリエンスの構築

2020年を通して引き続き話題に上がっているテーマの1つに、予期していたことと実際に起こったこととの間にある断絶があります。しかし、世界的なパンデミックやそれに伴う経済的混乱のような規模ではないにしても、良いことも悪いことも含めて、予期せぬことは人生の中ではよくあることです。それを「予期せぬ事態を想定する」と考えてください。

世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼーは、困難な事態において、企業が他の企業より、上手く生き残るためには何が必要なのかを調査しました。あるレポートでは、2008年の金融危機の時とその後に、複数のセクターの企業がどのような成果を示したかを調べています。その結果を見ると、各セクターの一部の企業が危機後に同業他社を上回る成果を示したことがわかりました。そうした企業は、回復能力が高かった(レジリエントだった)のです。レジリエンスとは、ショックを吸収し、迅速に回復する能力のことです。この調査では、回復力のある企業の収益は業界平均と同程度に落ち込みましたが、他社よりもはるかに早く回復したことが分かります。実際、2009年までに回復力のある企業の収益は10%上昇していましたが、他の企業は15%近く減少していました。 その違いとは何でしょう? 回復能力のある企業は、バランスシートやサプライチェーンなどに、予想外の事態が起こる事を予測してていたのです。

私たちが話をしたり、読んだりしている医療機関に関連して、このことを考えてみました。マッキンゼーの調査結果と同様に、現在特に好調に推移している組織は、特に情報技術(IT)インフラへの投資をしっかりと行っている企業で、EHR だけでなく、共有医療記録にもしっかりと事前準備をしているようです。実際、私は先日開催された HIMSS の欧州デジタルイベントでこの点について講演し、統合されたケア記録への戦略的な投資が応答性にとって重要であり、健康情報を作るべきだと指摘しました。

  • Connected(コネクテッド )– 包括的で正規化されたすべてのソースへの接続
  • Foundational(基礎) – イノベーション、ビジネス、臨床の変化のために
  • Adaptable(適応性) – 対応力を養うために
  • Accessible(アクセス可能) – 医療従事者、患者、保険機関にリアルタイムでアクセス可能
  • Virtual(バーチャル) – どのような環境でもケアをサポートするために
  • Intelligent(インテリジェント) – 正しい情報を実用的に提供するために
  • Reusable(再利用可能) – アナリティクス、洞察力、発見、実世界でのエビデンスを提供するために

ここではこの話の全てを述べませんが、内容はこちらで聞く事ができます。また、間もなく開幕するインターシステムズ・バーチャル・サミットでは、堅実な IT 投資の上に構築されたレジリエンスと応答性のあらゆる種類の例を紹介する予定です。是非ご参加ください。

 
キャスリン・アラー
InterSystems HealthShareのビジネス開発をリード。医療と技術分野において30年以上の経験をもち、患者エンゲージメント、エンタープライズインテリジェンス、電子健康記録、医療情報共有、品質とパフォーマンス測定の専門知識を有する。
Twitter: @KathleenAller
 

Kathleen Aller

Kathleen Aller leads business development for InterSystems HealthShare. She has over 30 years of experience in healthcare and technology, with expertise in patient engagement, enterprise intelligence, electronic health records, healthcare information sharing and quality and performance measurement.

Twitter: @KathleenAller

コメントを残す

*