Skip to content
インタ―システムズ製品やソリューション、キャリアの機会などについて、検索してご覧ください。 結果には、開発者コミュニティ、製品ドキュメント、教育ウェブサイトからのコンテンツ、InterSystems.com サイトが含まれます。

Hunterdon Healthcare、HealthShare Patient Indexを活用して患者ケアの 統合ビューを実現

Hospital Doctor With Digital Tablet Talks To Male Patient

 

顧客: Hunterdon Healthcare

課題: 患者IDが異なっていても入院患者データと外来患者データを統合する

成果:入院患者記録と外来患者記録をHealthShare Patient Indexでマッチングし、患者データの統合ビュー、他の医療機関とのジョイントベンチャーを実現し、情報の流れを改善

 
米ニュージャージー州中部にある病床数178の教育実習病院、Hunterdon Healthcareでは、選り抜きのITシステム群を使って業務を運営していますが、このようなシステム環境を持つ医療機関に共通する課題を抱えていました。これらのITシステムには、電子医療記録(EMR)アプリケーションのほかに、およそ100のアプリケーションも含まれます。Hunterdonは、統合エンジンと、病院登録アプリケーションの一意の患者IDを使用して、入院患者システム間でデータを共有し、同期させています。しかし、同医療機関が保有または提携する60以上の外来施設では別の臨床EMRを使用しており、そこでは異なる患者IDが割り当てられています。

時間の経過や、連絡先情報の変更、情報の欠落、スペルミスなどのデータのミスによって、入院患者記録と外来患者記録を同じ患者にマッチングするのが困難になる場合があります。これは、医療スタッフやITスタッフに多大なコストを伴う影響を与える可能性がある課題です。Hunterdonのデータ統合担当マネージャーのRobin Deal氏と、HIEおよび接続担当マネージャーのJagdish Patel氏は、この問題に対処するためのソリューションをインターシステムズに求めました。

HealthShare Patient Index で重要な取り組みの進捗が加速

Hunterdonでは、患者IDの不整合が原因で、次の取り組みをはじめとするさまざまな分野の進捗が滞っていました。

  • 入院患者データと外来患者データを1回のログオンで完全に表示する
  • 別の医療機関と共同で放射線画像診断センターを設立する
  • 救急診療部(ED)や入院患者臨床医に、外来患者の疼痛管理履歴に関するアラートを確実に通知する

Hunterdonは、こうした取り組みを実現するために、EMPI(エンタープライズマスター患者インデックス)ソフトウェア、InterSystems HealthShare Patient Indexを選択しました。

患者記録のマッチングの自動化と患者データの統合ビュー

Hunterdonの臨床医や他のスタッフは、現行のEMRや他のITシステムに満足していました。これらのシステムを、入院・外来の両方の患者ケアに対応する、単一の「万能型」EMRに置き換えることを推進する動きはなく、またそれだけの資金もありませんでした。かわりにHunterdonは、HealthShare Patient Indexを使用して、入院患者記録と外来患者記録間で同じ患者を特定するプロセスを自動化しました。一致した記録は、Hunterdonの長期的なHealthShare Unified Care Recordの一部とすることができます。現在では、入院患者用EMRを使用している臨床医が外来システムの患者データを閲覧する必要があるときや、外来患者の臨床医が入院患者のデータを必要とするときには、1回クリックするだけで、綿密に整理された完全な記録を表示することができます。「病院の医師たちはこの変化を歓迎しています」とPatel氏は述べています。「たとえば、先進疼痛管理外来センターから患者が入院する際に、病院の医師はその患者の投薬履歴の全体像をより容易に把握することができます」

 

ジョイントベンチャーの円滑な始動

Hunterdonの経営陣が、別の医療機関とのジョイントベンチャーによる放射線画像診断センターの設立を決定したときにも、この計画の実現要因としてHealthShare Patient Indexが活用されました。「先方のEMRと、当方のスケジューリングシステムや外来システムとの間でオーダーやスケジューリングのメッセージをやりする必要がありました」とDeal氏は述べています。「HealthShare Patient Indexがなければ、異なる患者IDを持つ患者記録のマッチングは不可能だったでしょう」現在では、Hunterdonの患者は同センターの放射線サービスを利用できるようになり、画像や診断結果は2つの機関の間でスムーズにやりとりされ、それぞれの患者記録に保存されています。

 

Robin Deal, Manager of Data Integration, Hunterdon Healthcare

 

患者情報の流れをアラートで改善

Hunterdonは、HealthShare Patient Indexに加えて、別の製品、HealthShare Unified Care Recordも使用し、外来EMRシステムであるNextGenと入院患者システム間でリスクアラートを送信できるようにしました。たとえば、Hunterdonの先進疼痛管理外来センターの疼痛管理プログラムの治療を受けた患者は、NextGenに記録されます。HealthShare Patient IndexはNextGenを監視してこのインジケーターを探します。このインジケーターが作成されると、HealthShare Patient Indexは同じ患者が入院患者用EMRに存在するかどうか判定します。存在する場合、疼痛管理のアラートが入院患者用EMRに送信され、同じ患者が次回入院した際にこのアラートが適用されます。このアラートはEDシステムにも渡されるため、EDの臨床医は患者の状態を把握することができます。その後、EDの臨床医は、HealthShareを使って、現在の投薬、オピオイドの使用、疼痛管理プログラムへの登録について記録することができます。「私たちがここで行ったことは、医療従事者に対する患者の信頼を高めることにつながり、また病院の内外でそれぞれの患者さんにとって最適な疼痛管理を行えるようにすることにもつながっています」と、Patel氏は述べています。

大規模医療センターの機能を備える地域医療機関

「地域医療機関であり、教育実習病院でもあるHunterdonにとって、ITサービスのニーズは非常に高くなっています」とDeal氏は述べています。HealthShare Patient Indexや他のHealthShareソリューションを活用することで、Hunterdonはこうしたニーズを満たし、患者が期待する大規模医療センターレベルの医療を、大規模センターよりも少ないスタッフと出費で実現することができました。「やるべきことはたくさんありますが、リソースは限られています」とPatel氏は言います。「HealthShare Patient Indexが患者情報の統合で重要な役割を果たしてくれたおかげで、私たちは複数のITシステムを入れ替えることなく情報の統合を達成できました」


1 - Hidden Costs of Duplicate Patient Records. Healthcare Financial Management Association

あなたが好きかもしれない他のサクセスストーリー

インターシステムズと、英国の国民保健サービス(NHS)は、モバイル診察プラットフォームをリードする eConsult とのパートナーシップにより、プライマリーケア、救急医療、外来医療の提供と効率性を向上させる
eConsult社は、InterSystems IRIS for Healthを利用して、英国NHSにおけるプライマリーケア、救急医療、外来医療の提供と効率性を向上させています。
ブロードリッジ・フィナンシャル・ソリューションズ
課題 証券会社 150 社とウォール街のほぼすべての銀行におよぶブロードリッジ・フィナンシャル・ソリューションズの顧客は、あらゆる方面から入ってくるデータ量の増加という課題に直面していました。従来のソースに加え、IoT デバイスやソーシャルメディアなどの新しいソースからもデータが流入してくるからです。
ベルギー 公的社会福祉事業
ベルギーにおけるInterSystems IRIS for Healthによるデジタルヘルスケアの変革
中東の民間病院グループが、患者の自宅に病院をお届けしています。 診療チームは、患者をモニターするために家庭用機器を使用し、スマホアプリを使用して、機器と患者が作成したデータをEMRに配信しています。 バーチャル往診を行う医師や看護師は、使い慣れたソフトウェアを使って必要な情報をすべて入手し、最適で個別性の高いケアを行うことができます。
クラウドファーストの最新インフラがデータのサイロをなくし、ビジネス全体の可視性を向上させる
大規模な医療提供システムにとって、ソフトウェアの拡張性は非常に重要です。 組織が成長するにつれ、医療ITシステム間でデータを分断なく流し、統一された診療記録を提供し、診療の連続性を考慮した分析を行うことが必要になってきます。 しかし、第一世代のデータ共有イニシアティブの多くは、アクセス、拡張性、性能などの基本的な技術課題に対処できていません。
InterSystems in Healthcare
インタ―システムズ製品およびパートナーソリューションの先進ユーザー事例をご紹介しています。
月刊新医療2022年9月号 掲載記事
2022年7月1日、インターシステムズジャパンは、「第26回医療情報学会春季学術大会 シンポジウム2022 inせとうち」にてランチョンセミナー「FHIRを用いた臨床研究における医療情報活用」を共催した。演者は太田恵子氏(大阪公立大学医学部附属病院 臨床研究・イノベーション推進センター)、座長は木村映善氏(愛媛大学大学院医学系研究科医療情報学講座 教授 兼 医学部附属病院医療情報部 部長)が務めた。テーマとなったHL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)は、医療情報交換の為の次世代標準フレームワークとして注目が集まっており、同ランチョンセミナーにも多くの参加者が来場した。ここに同セミナーの講演内容を紹介する。