データリーダーシップへの道:組み込みアナリティクスと包括的なデータアナリティクスプラットフォームの導入
ESG(Enterprise Strategy Group)リサーチハイライト
データチームと開発者は今なおビジネスの要として機能し続けています。増大するデータセットからより迅速、確実に洞察を得ようとした場合につきまとう欠点を解消し続けているのです。データアナリティクスを向上させ、インテリジェンスと顧客に関する洞察をリアルタイムに得られるようにすることは、常にビジネスの優先課題の1つに挙げられており、これが多大なテクノロジ支出を後押ししています。その中で、組織はどのようにしてより多くのエンドユーザが実際にデータを活用できるようにしているのでしょうか。
組織全体でアナリティクスを民主化する上での障壁になっているのは、スキルギャップ、コラボレーション、アクセス性です。そのためデータチームとソフトウェアチームは、データとアナリティクスを活用/利用しやすくするというプレッシャーにさらされています。
しかし、今日のビジネスが動的な性質であること、そして優先課題が絶えず変化していることから、シンプルなアナリティクスをタイムリーに提供して利用できないか、精査が進んでいます。その有力な答えになりつつあるのが組み込みアナリティクスです。
ESGでは、このような動向についての洞察を深めるために、北米(米国およびカナダ)の組織に勤務するIT/ビジネス専門家392人に調査を実施しました。対象となった専門家は、包括的なデータアナリティクス/ビジネスインテリジェンスソリューションの評価、購入、管理、構築を自ら手がけています。
この調査の目的は、組織がアナリティクスの民主化に対し、どのように優先的に取り組んでいるかを明らかにすることでした。
そのために、データチームと開発者の関係がデータ主導型の成功の達成にどのように影響するかについて理解を深めるという方法をとりました。
この調査では次のことを目指しました。
- アナリティクス/BIの使用状況に基づいて組織の成熟度を判定し、ビジネス上のメリットとの相関関係を明らかにする。
- アナリティクスやビジネスインテリジェンスの評価時に組織が最も重視する事柄についての洞察を獲得する。
- 組み込みアナリティクスを活用しているユーザの影響(メリットや課題など)を調査する。
- アナリティクスやビジネスインテリジェンスの購入、活用、サポートに関与しているのは誰かを判断する。