MedTech 組織はデジタル変革に向けて準備ができていますか?
検討すべき 5 つの重要な質問
MedTech のデジタル変革の波に乗る
データは MedTech におけるデジタル変革の燃料であり、水のように豊富に存在しています。またお客様の組織も、インターネットに接続された医療機器もデータであふれています。データは電子医療記録 (EMR) などの医療情報システムに供給され、機器や治療法に対する患者への対応についてのコンテキストを提供します。さらにデータは幅広いソーシャル・メディアの世界にも行き渡っており、そこでは製品が患者の生命にどのように影響したかなどが話題になっています。
こうしたデータすべてを活用してビジネス全体で革新を推し進める準備はできていますか? また、自社製品で治療向上とコスト削減を達成できることを実証する準備はどうでしょう? 以下の 5 つの質問を自問してみてください。問題は、新規顧客にリーチできるかと、価値に基づく医療の契約を勝ち取れるかどうかです。
- 相互運用性、データ・ガバナンス、分析を含めたデジタル変革戦略がありますか?
- EMR や他の医療情報システムからの臨床データとデバイスとを分断なく接続することができますか?
- 価値に基づく医療や他のアウトカム・ベースの契約について、自社のデバイスや治療法のメリットが最も大きいと考えられる患者コホートや治療計画を特定していますか? また有効性やコスト削減に関する実世界でのエビデンスを作成していますか?
- どのような形式のデータでもリアルタイムで簡単に利用・集約できますか?
- すべてのソースからのデータを統合して提供し、高度な分析、機械学習、および人工知能のイニシアチブで利用できるようにする一元的な情報システムがありますか?
上記の質問すべてに「はい」と答えられなければ、新たなデジタル変革アプローチが必要かもしれません。
インターシステムズ: あらゆるデータから 1 つのプラットフォームでより多くの価値を実現
インターシステムズのソフトウェアは、組織と外部ソースを横断してデータを統合・活用することにより、デジタル変革をサポートします。
インターシステムズは、IT やビジネスの喫緊の課題に対処するために必要な機能をすべて備えた単一のソリューションを提供します。
- 他のシステムから得られたデータか、IoT (モノのインターネット) 環境で直接得られたデータかに関係なく、すべてのデバイス・データを集約
- 分析用のデータ・パイプラインを構築し、高度な人工知能と機械学習のモデルを運用化
- 分析に基づく洞察を促進し、製品と臨床ケアの向上、対象とすべき患者コホートの特定、および研究開発の強化を行う
- 市販後調査や他のリアルワールド・データに関連する活動にかかる時間、労力、コストを削減するとともに、臨床上の有害事象を防止
- デバイス、患者調査、および臨床アウトカム指標を取得し、価値に基づく医療の契約におけるデバイスと治療法の価値を実証
- データ集約、分析、機械学習、人工知能のために複数のソリューションが必要になることによるコスト上昇を抑制する
デジタル変革の成功事例
インターシステムズのデータ・プラットフォーム、包括的なデータ相互運用性、臨床データ・インフォマティクス製品、および分析と機械学習機能は、最も革新的で有名な世界最大手のデバイス/ソリューション・プロバイダで採用されています。こうした機能が統合されているため、システム・アーキテクチャを簡素化し、さまざまな種類の情報システムやアプリケーションからデータを集約して利用する場合のコストを削減できます。
価値に基づく医療でのコラボレーション
MedTech 企業各社がインターシステムズのテクノロジを使用して、価値に基づく医療で協調するためのソリューションを開発しています。例えば、インスリンの使用量が多い一型糖尿病患者を特定し、より高度なインスリン・ポンプの使用に変えることで、効果を得ることができます。また、社内の複数の情報システムと顧客のシステムからデータを集約して正規化するプラットフォームを開発している企業もあります。統合されたデータはさまざまな用途に利用することができます。例えば、患者と治療法のマッチング、臨床的・経済的アウトカムに対する共有責任の調整、さらには適切な患者に適切なタイミングで適切な介入を行うための予測可能で信頼性の高いプロセスを構築する顧客への支援などがあります。
顧客情報システムとの統合により、MedTech 企業は必要なデータを手に入れて分析を行い、コラボレーションや自社製品の利用によって治療向上とコスト削減が実現されることを明確に実証できます。
臨床データを利用した機能の拡張、ワークフローの強化、安全性と価値の向上
医用画像診断に使われる造影剤と関連ソフトウェアのプロバイダである Guerbet 社は、その造影剤注入管理ソリューション Contrast&Care® の基盤としてインターシステムズのテクノロジを採用しています。Contrast&Care はインターシステムズのテクノロジで以下を実施しています。
- 病院や画像診断センタで使われている CT/MRI 装置、電子医療記録などの IT システムとの統合を迅速化
- 患者記録や注入履歴を一貫性のある形式で提示
- 患者の検査結果と臨床プロファイルに基づき、造影剤の投与量をカスタマイズ
- 造影剤、有害事象、注入器の動作、推定糸球体濾過率 (eGFR)、および他のリスク要因に関する
- データを画像診断前に収集、分析、保存、共有することにより、安全性を高めるとともに意思決定をサポート
- 高度な接続性と分析機能により、放射線技師のワークフローを改善
- リアルタイム分析と機械学習を活用した Guerbet 社の次世代アプリケーションの開発をサポート
インターシステムズはIoMT(Internet of Medical Things) において高いパフォーマンスを提供
ある患者管理の静脈内鎮痛輸液スマート・ポンプの世界的サプライヤは、InterSystems IRIS for Health™ データ・プラットフォームと当時使っていた SQL Server ベースのクラウド・プラットフォームのパフォーマンスを突き合わせて評価しました。InterSystems IRIS for Health に課されたのは次のような課題です。
- 2 万台以上の IoT デバイスを接続し、鎮痛患者の状態と安全性を監視
- 2 億個以上のデバイスの記録を保存
- テクノロジ・コストを削減
InterSystems IRIS for Health は同社の要件を上回っただけでなく、拡張の余地も十分にありました。評価の結果、以下が実証されました。
- センサ・データのスループットが 300/秒から 19,600/秒に向上
- SQL クエリのパフォーマンスが 6,500% 向上
- ハードウェア・フットプリントが縮小 (メモリが 10GB から 4GB に)
- ディスク使用量を 55.5% 削減
- 分析の使いやすさが向上
インターシステムズの概要
お客様が開発しているのが新しい画像診断技術、放射線技師のワークフロー・ソフトウェア・ソリューション、次世代の埋め込み型のデバイス/輸液ポンプのいずれであっても、インターシステムズは新世代の MedTech ソリューションに対し、非常に堅牢な接続性、データ管理、相互運用性、および分析技術を提供します。臨床/ビジネス・データ戦略、医療情報連携システムのサポートにおいてこれほどの経験を持つ企業は、インターシステムズをおいて他にありません。
- 世界で 10 億件以上の医療記録がインターシステムズの技術で管理
- 顧客が 80 か国以上に存在
- 米国のほぼすべての大学病院がインターシステムズの顧客
- U.S. News & World Report の「2020 Honor Roll of Best Hospitals」に掲載されている全 20 病院がインターシステムズ製品を採用
- 米国人の 2/3 が、インターシステムズのテクノロジが重要な役割を果たしている治療を受けている
- Gartner 社が「Global Solutions」と呼ぶ主要 EHR 製品 3 つのうちの 2 つがインターシステムズのテクノロジで稼働
- 2019 年と 2020 年の Gartner Peer Insights Customers' Choice の Operational Database Management Systems (ODBMS) 部門1、および 2020 年の Gartner Cloud Database Management Systems Magic Quadrant2 の Visionary にインターシステムズを選出
- KLAS Research の Interoperability Platforms 2021 でBest in KLAS に選出
詳細情報
インターシステムズの MedTech 向けソリューションの詳細については、以下をご覧ください。
InterSystems.com/jp/MedTech
1 Gartner Peer Insights Customers’ Choice は、明文化された方法論に従い、個々のエンド・ユーザによるレビュー、評価、データなどの主観的な意見をまとめたものです。これらは Gartner 社またはその関連会社の見解を表すものではなく、Gartner 社またはその関連会社による支持を構成するものでもありません。 2 Magic Quadrant for Cloud Database Management Systems. 2020 年 11 月 23 日発行。アナリスト: Donald Feinberg、Merv Adrian、Rick Greenwald、Adam Ronthal、Henry Cook