ミッションクリティカルな世界でのトランザクションと分析の同時高速処理
今日の金融サービス組織は、トランザクションと分析のワークロードを大規模にそして同時処理することが求められています。具体的には、1日あたり数十億件のメッセージを滞りなく処理し、数百のアプリケーションから送られてくる、1秒あたり数千件の分析クエリを問題なく処理する必要があります。取引の中断やさらに深刻なシステム障害がもたらす影響は重大であり、企業は、経済的損失や風評被害を被るおそれがあります。
InterSystems IRIS Data Platformは、従来のオペレーショナルデータベースの永続性と信頼性を確保し、インメモリデータベースのパフォーマンスを実現する、ハイブリッドトランザクション/分析処理(HTAP)データベースプラットフォームです。
他のデータベースとは異なり、HTAPデータベースプラットフォームは、市場が非常に不安定な時期でも信頼性やパフォーマンスを損なわずに、高負荷のトランザクションワークロードとトランザクションデータでの大量の分析クエリを同時に処理できるよう最適化されています。
ビジネスロジックを定義し、モバイルまたは(両方の)Webベースのユーザインターフェースを迅速に開発可能にし、素早いビジネス革新を実現します。
世界規模のある大手銀行は、インターシステムズのデータプラットフォームを導入することで、スループットを3〜5倍高めて、待ち時間を10分の1に短縮しました。以前のDBMSベースのインメモリシステムと比較すると、運用コストは75%削減され、システムは実装以降、問題なく運用されています。
InterSystems IRIS Data Platform
従来、オンライントランザクション処理(OLTP)とオンライン分析処理(OLAP)のワークロードは、別個のデータベースによって別々に処理されていました。しかし、データベースを別々に運用すると複雑さと待ち時間が生じます。というのも、OLTP環境から分析用のOLAP環境へデータを移動する必要があるからです。それが原因となって、新たなデータベースの開発が始まりました。2014年、ガートナーは、この新しい種類のデータベースを呼称する「ハイブリッドトランザクション/分析処理(HTAP)」という用語を作りました。 HTAPは、OLTPとOLAPの2つのワークロードを1つの環境で処理できます。その際、トランザクションデータを分析のためにコピーする必要はありません。
InterSystems IRIS Data Platformの中核を成すのが、拡張性や信頼性、セキュリティを損なわずにトランザクションと分析を高速処理する、包括的なマルチモデルDBMSです。このDBMSは、リレーショナル、オブジェクト指向、ドキュメント、キーバリュー、階層データオブジェクトを共通の永続的なストレージ層で扱います。
このDBMSは、ミッションクリティカルで高性能なトランザクション管理/分析アプリケーションに最適な一連の独自機能を備えています。たとえば、次のような機能があります。
- 永続性をもったトランザクションワークロードの高速処理
- 分析ワークロードの高速処理
- TCO(総所有コスト)の削減
InterSystems IRISは、最高レベルの信頼性と低い総所有コストを確保しながら、トランザクション処理と分析クエリの両方を大規模かつ同時にサポートする必要がある、高性能なトランザクション管理/分析アプリケーションに最適なプラットフォームです。
インターシステムズは、35年以上にわたって世界中の最も重要なアプリケーションを支えるエンジンの役割を果たしてきました。金融サービス、医療、行政、さらには生命と暮らしに関わるあらゆる分野で、インターシステムズのテクノロジがもたらすパワー、拡張性、統合、パフォーマンスは、世界中の数百万のお客様から信頼を集めています。
さらに詳しい情報は、こちらをご覧ください(英語) Financial.InterSystems.com