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ローマは一日にして成らず。COVID専門病院は数週間で運用を開始。

イタリアのラツィオ地域当局がCOVID-19への臨床対応を進めるようジェメッリ病院に指示した3月には、パンデミックが起きたイタリアに世界の注目が集まっていました。主に北部地域で死者数が増加する中、イタリアは厳格なロックダウンを実施しました。ジェメッリ病院があるローマでは、COVID-19による影響を食い止めるための備えを進めていました。病院の幹部たちは都市の防御を固める必要があり、作業は急を要しました。

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ジェメッリ病院はその作業に取りかかりました。たった数週間で、総合病院内にコロンバスCOVID-2専門病院を開設して21の集中治療室と32床のベッドを用意し、近隣のMarriottホテルを80床の病院に転用して、COVID陽性患者が退院後の隔離期間を過ごせるようにしました。すると突然、国際メディアの注目は、イタリアの苦難よりもジェメッリ病院の成功に集まりました。

しかし、それほど迅速に実装され、ジェメッリ病院の専門医師と看護師の業務を強力に支援したリモートテクノロジはそれほど注目を集めませんでした。たとえば、ジェメッリ病院のITスタッフとインターシステムズがコロンバスでInterSystems TrakCareを立ち上げるまで、1週間しかかからなかったのです。Marriottもその数週間後の4月1日にはオンライン化されました。このトップレベルの大学病院を動員したことが、イタリアのCOVID-19との戦いにおける目覚ましい形勢逆転のきっかけとなり、新規の患者と死者の数は減少に転じ、パニック状態に陥ったままだった社会全体が立ち直ることができたのです。

ジェメッリ病院では2つの病院施設にTrakCareを迅速に実装したことで、臨床医がCOVID-19の検査データを一元化して膨大な数の患者の検査を余すところなく行えるようになりました。検査で陽性患者が特定されるとすぐに、医師と看護師はアラートを受信します。このテクノロジは、病院がCOVIDの患者を見つけて他の患者から隔離するために役立ちました。臨床意思決定支援ツールと視覚化によって処方データの傾向が明らかになったことで、ジェメッリ病院では投薬管理を行って、治療の標準方針を定められるようになりました。

運用の開始にあたっては、いくつかの要因が有利に働きました。その1つは、ジェメッリ病院とインターシステムズのチームメンバーが熱意を持ってリモートでの運用の開始を推進したことです。これは、どちらの組織にとっても新しいアプローチでした。自動化ツールを使ってデータを転送し、バーチャルプログラムを使ってユーザーのトレーニングを行いました。ジェメッリ病院の従業員を指導し、トラブルシューティングを行うために、ITスペシャリストが常に待機していました。もう1つは、TrakCare自体の存在でした。この製品の地域別エディションは、すでに確立されたワークフローとセキュリティグループ、そして地域に合わせたコンプライアンスメカニズムを備えていました。また、医師向けにパーソナライズされたシステムで、よく使われる機能と簡素化された構成をすぐに利用することができました。さらに、ジェメッリ病院では数か月前の2019年後半にTrakCareの運用を開始したところだったので、医師はすでにこのシステムを使い慣れていました。

最終的に、成功に導いたのはジェメッリ病院のリーダーシップでした。この難題に躊躇することなく挑んでいったのです。臨床医が仕事をしやすくなるような、統合された情報源に基づいて運用される2か所の新しいCOVID-19専門病院を設立したことで、医師は最も重要な任務である患者の治療に集中できるようになりました。


この事例は、こちらからもご覧頂けます(英語)-2020年7月20日OnTrak News Flash No.5: The Fight Against COVID-19 newsletter

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