Skip to content
インタ―システムズ製品やソリューション、キャリアの機会などについて、検索してご覧ください。

オンタリオ・システムズ社、クラウドベース戦略で迅速な対応と市場拡大を実現

主な利点

  • 迅速な開発
  • SaaS
  • クラウド配備

売掛金管理技術とサービス提供の大手企業である、オンタリオ・システムズ社は、集金代行業者の顧客が抱える法令遵守の負担の軽減を実現しています。オンタリオ・システムズ社の開発者は、InterSystems Ensemble®、InterSystems Caché®、および InterSystems DeepSee® を使用して、クラウドベースの「コンプライアント・トラッカー」アプリケーションを迅速に設計/構築し、6週間以内に初期ユーザーに提供しました。

「米消費者金融保護局(CFPB)は2013年、集金代行業者を CFPB の管轄下に置くと発表して、当社の顧客ベースに衝撃を与えました」とオンタリオ・システムズ社プロダクトディレクタのクリス・コクラン氏は語ります。「CFPB では現在、集金代行業者に対し、消費者のクレームの監視、適切なアクションを取るための正式なプロセスの確立、クレーム解決のための消費者対応の責任を課しています。集金業者は、適正な期間内に、どのような経緯で寄せられたクレームであってもこれを受け付け、組織内で検証し、なぜ問題が起きたかを特定して、問題の根本原因を分析し、顧客に対応する義務があります」

クラウドでの迅速な開発

オンタリオ・システムズ社は、主要な顧客ベースである集金業者に新たにコンプライアンスの負担が課せられたことを受け、クラウドで新たなアプリケーション「コンプライアント・トラッカー」をきわめて迅速に開発しました。「プロトタイプを構築して25社のお客様にレビューしていただき、変更を加えて、製品ビルドを作成し、当社のクラウドデータセンターに配備しました」とコクラン氏は語ります。「インターシステムズ技術を基盤に開発し、初期コンセプトからわずか35日で、機能する製品を作成しました」

「コンプライアント・トラッカー」は、オンタリオ・システムズ社が、クラウドベースの提供にフォーカスした Software as a Service (SaaS) 戦略により生み出した最初のブレークスルーソフトウェアです。「このアプリケーションは、メンバーになれば誰でもすぐに使用することができます」とコクランは語ります。

「コンプライアント・トラッカー」の顧客にとって、クラウド運用のメリットは明らかです。まず、アプリケーションがどこでも、どのような環境でも便利に利用できること。さらに、オンタリオ・システムズ社が、顧客に競合ベンチマークを提供できること。これは、厳しい集金代行業市場での成功にはきわめて重要です。「マルチテナント環境であるため、結果のデータを収集し、消費者情報と企業情報を削除して匿名化してから、当社の顧客にフィードバックすることができます」とコクラン氏は続けます。「各顧客は、コンプライアント・トラッカーのレポートを通して、競合他社に対する自社の位置付けを容易に判断できます」

市場の拡大

「コンプライアント・トラッカー」の初期ユーザーは、2013年第3 四半期からこのアプリケーションを運用開始しています。目下のユーザー数は30社ですが、2014年半ばには倍増すると予想しています。ユーザーの3分の1は、オンタリオ・システムズ社の新規顧客です。これはクラウドベースのアプリケーションが、市場拡大の扉を開いたことの強力な証です。新規顧客のうち7社は、他社製の集金システムを運用しています。残り3社は集金業とはまったく異なる業務を行っていますが、CFPB コンプライアンスが義務付けられています。

この成功に基づいて、オンタリオ・システムズ社は今後もクラウドで新たなアプリケーションを配備する予定です。2014年6月にはポータルを立ち上げる計画で、ここでクラウドのサブスクリプションモデルとして構築される新製品をホストします。「これは継続的イノベーションのための最適な方法だと考えています。当社は30年来、インターシステムズ社のパートナーであり、その技術プラットフォームには全幅の信頼を寄せています」とコクラン氏は語ります。

関連するトピックス

あなたが好きかもしれない他のサクセスストーリー