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物流管理システム導入事例紹介
~MSC社~
物流全体の可視化を実現

インターシステムズのデータ基盤で
輸送データのリアルタイムでの処理、相互運用が可能に

あらゆる海上貨物輸送における専門企業。MSC 社(Mediterranean Shipping Company)は、大規模な船舶数を持つ世界第2位のコンテナ輸送会社です。毎年2,100万個以上のコンテナを出荷し、500以上の港で積み下ろしを行っています。問題なく輸送処理を行うことは、同社の大きな課題です。第一に、プロセスチェーンが非常に複雑であること。第二に、処理中に大量のデータが生成され、それを管理する必要があることです。これらは、原産地証明書、権利証書、船荷証券などから発生するデータです。ジュネーブにある MSC 社の中央 IT システムは、毎日、30万件超のコンテナの動きを電子的に処理し、検証する必要があります。この処理をスピードアップさせ、最適化するために、MSC 社はインターシステムズとの提携を決めました。

物流システム導入の目的

主な目的は、リアルタイムでデータを処理・検証し、それを将来の使用のために直接利用できるようにすることでした。その理由は、貨物の状態を確認できるウェブベースの貨物追跡ツールを、顧客がいつでも使用したいと求めていたためでした。MSC 社の IT ディレクターである Jorge Carneiro 氏は次のように述べています。「これはとても重要なことです。お客様は、ビジネスプロセスを計画する際に、現在の輸送状況について、最新の情報が得られることを期待するからです。」MSC 社は広範なテストを行い、インターシステムズの高性能で拡張可能な、非常に信頼性の高いデータ管理技術を使用することを決定しました。

aerial top view container ship Park for import export logistics in pier, thailand.

データ管理により、全体像のより良い可視化が可能に

このSQLに準拠したデータプラットフォームは、マルチモデル・アーキテクチャやネイティブ EDIエンジンなど、アプリケーションの統合に必要な機能とレポート機能をすべて備えています。レポート機能は、貨物コンテナのすべての動きについて、MSC 本社に電子メッセージを送信するのに使用されます。このアプローチにはいくつかの利点があります。インターシステムズのシニア・アカウント・マネージャーである Michael Iserhardt は次のように説明しています。「コンテナの追跡ははるかに容易になり、誤配送を避けることができ、海上、道路、鉄道、航空といった異なる輸送システム間のスムーズな流れが実現可能になります。」さらに、エラーは自動的に検出され、リアルタイムで表示されるため、MSC 社の管理者は即座に対応して修正することができます。

InterSystems IRIS で、輸送データのクラウド上での処理が可能に

インターシステムズの技術を基盤にしたソリューションは、1日あたり30万~50万個のコンテナの移動をリアルタイムで処理し、そのデータを明確で管理しやすいワークフローで、他のアプリケーションやサービスに提供します。MSC 社は、最近インターシステムズの最新データテクノロジを提供する InterSystems IRIS® Data Platform に移行しました。MSC 社はそのソリューションをクラウド上で提供することが可能になり、IT インフラ全体を最適化し、さらなる顧客サービスを提供することができるようになりました。顧客は、24時間、世界中のどこからでも、コンテナの現在の状況について、正確な情報を受け取ることができます。

物流においてデータを効率良く管理することは、管理にかかる時間やコストを削減し、事業全体の効率、サービス価値の最大化に繋がります。インターシステムズが物流におけるデータ管理のソリューションを提供します。

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