横浜市内の丘陵地の上に建つ神奈川県立こども医療センターは、1970 年の開院以来、周産期医療を含む小児の疾病に対して、高度かつ包括的な医療を提供し続けている。
同センターでは、2012 年に診療の質と安全向上のために電子カルテシステムを導入した。
その際の、小児に特化した複雑な診療環境に対応するシステムの構築は熟慮と努力が強いられた。
求められた要件は、まさに極めて高い機能と高速レスポンス、そして当然ながらの安定稼働。
プロポーザル方式で選定したベンダは見事その求めに応じ、先進的な小児医療の提供を実現させた。
同センター総長であり、斯界では著名な康井制洋氏と副院長・医療情報管理部長の猪谷泰史氏ほか、システム構築に携わったスタッフに、同センターの診療の概要と電子カルテの有用性を聞いた。