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Guerbet社、インターシステムズの技術を採用し、イメージングセンター向けの柔軟でクラウド展開可能な造影剤管理ソリューションを構築

medical technician taking an MRI of a patient

 

顧客: Guerbet社

課題: Contrast&Care® 画像注射管理ソリューションのパフォーマンスを向上させ、臨床画像診断センターの膨大な数の医療情報システムと統合すること

成果: Microsoft® Azure上に展開されたInterSystems IRIS for Health™プラットフォームを使用して、ワークフローの効率化、臨床判断の向上、プロセスと成果の最適化のための分析強化により柔軟で使いやすい注射用造影剤管理のソリューションを臨床医に提供


最新の画像診断センターでは、複数の高度な技術を駆使して、患者様に最先端の診断医療を提供しています。 しかし、これらのシステム間のデータ共有に伴う課題は、ワークフローを複雑にし、ケアの効率化を妨げ、包括的な患者や処置の情報を分析することを困難にします。 さらに、生成されるデータ量は指数関数的に増加しており、問題を深刻化せています。

これらの課題を克服するために、造影剤と医療画像用ソリューションのグローバルスペシャリストであるGuerbet社は、インターシステムズと提携し、Contrast&Care®ソリューションを画像診断施設の複雑なIT環境への導入のために最適化しました。InterSystems IRS for Health、医療データから価値を引き出すために特別に設計された世界初で唯一のデータプラットフォームです。 医療テクノロジー企業は、医療業界の次世代の画期的なアプリケーションを迅速に開発し、拡張することができます。 また、重要なのは、臨床や効率改善の機会を大きく広げることができる強力な分析へのアプローチを可能にすることです。

複雑さと相互運用性の課題を解決する

一般的画像診断センターには、おびただしい数のデータが存在します。 CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)などのモダリティにはそれぞれ独自のデータ形式や規格があり、デジタルアーカイブのためのPACSや患者データの収集とワークフロー管理のためのRISなどのテクノロジーも同様です。 さらに、提供されたすべてのケアは、患者の電子カルテへの記録が必要で、さらに多くの種類のデータが出し入れされます。 つまり、画像診断センターにおける技術環境と相互運用性の要件は非常に複雑であり、患者のケアと安全にとって極めて重要です。

同様に、画像診断プロセス自体も重要であり、注射用造影剤を効果的かつ適切に使用することは、重要な要素となっています。 Guerbet社が提供するContrast&Careは、画像診断センターが注射や患者のデータを収集、保存、レビュー、共有することを可能にする、先進の注射管理ソリューションです。 これには、造影剤、有害事象、注射器の動作、注意喚起などの情報が含まれます。 Contrast&Care は、トレーサビリティと効率性を向上させ、画像診断センターにおける前処置の意思決定プロセスを簡素化します。

Guerbet社 の新世代 Contrast&Care では、アプリケーション内で使用するデータ管理と相互運用性リソースの強化をインタ―システムズによって実現しています。

技術力とパートナーシップの基盤

Guerbet 社 新規事業戦略責任者 アダン・マーティン氏

Guerbet社のContrast&Careは、医療用画像処理における造影剤注入プロセスに関連するデータとワークフローを効率的に管理するために設計されたソリューションです。 しかし、Guerbet社の製品開発およびエンジニアリングチームは、注射用造影剤管理のユースケースに関する適切な要件に懸念がありました。 Guerbet社のテクノロジーリーダーは、Contrast&Careの技術的な能力を高め、画像診断センターの環境にシームレスに組み込むためには、専門家との協業が必要であると考えました。

Guerbet 社の新規事業戦略責任者である アダン・マーチン氏は、「数年前に入社した際、特にデータ量の大幅な増加やクラウド展開など、将来のニーズに対応するために当社の技術をいかに改善できるかを考えました。」

Guerbet 社 は、市場にあるいくつかの医療データ管理技術を検討した結果、インターシステムズとのパートナーシップとInterSystems IRIS for Healthを選択しました。InterSystems IRIS for Health は医療アプリケーションを迅速に開発するために設計された世界初かつ唯一のデータプラットフォームです。 InterSystems IRIS for Health は、データ管理と相互運用性を単一の包括的で標準化された信頼性の高い使いやすいプラットフォームです。

「当社は、データベース技術、相互運用性、セキュリティの面で、世界最高のパートナーを探していました」と マーチン氏 は言います。 「そして、このパートナーシップにより、当社のソリューションのクラウドへの移行を加速させることができます。」

Guerbet社 は当初、インターシステムズの高度な技術力を評価して、インターシステムズを選択しました、導入後、Guerbet チームはインターシステムズの顧客サービスやサポートの取り組みが、大いに価値があるとすぐに理解しました。

「開発者がインターシステムズのチームとやり取りするようになると、彼らは、独自の質の高い顧客サービスやサポートを提供していることがわかりました。」

GuerbetはInterSystemsと提携し、放射線科のワークフローと患者ケアを改善

よりシンプルなアーキテクチャでレスポンスを高速化

インターシステムズとのパートナーシップにより、Guerbet 社は、Contrast&Care のアーキテクチャを抜本的に簡素化し、システムの応答時間を大幅に短縮しました。

研究開発デジタルマネージャの イザベル・ゴメス氏 は以下の様に述べています。「インターシステムズの技術を使用することにより、RAM メモリやコンテナなどの技術要件を大幅に削減し、起動時間も数秒に短縮しました。」

Microsoft Azureで、 安全で標準準拠のクラウド展開

Guerbet社は、Contrast&CareソリューションをMicrosoft Azureのパブリッククラウド上に展開しています。 堅牢なプラットフォーム機能に加え、Azureクラウドは、データレジデンシー、プライバシー、セキュリティに関するフランスやその他のグローバルな規制基準に準拠しています。

Azureクラウドは、クラウドプライバシーに関する実践規範であるISO/IEC 27018をいち早く採用した1つです。 Microsoft Azureは、フランスで厳格なHDS(Health Data Hosting / Hébergeurs de Données de Santé)認証を取得しました。この認証は、サービスプロバイダーが個人の健康データの安全性、機密性を保ち、患者がアクセスできるような対策を実施することを要求するものです。

ケアの提供に差をつける

Contrast&Careの最終的な成功の指標は、画像検査を受ける患者や、検査を提供する臨床チームに与える違いです。 InterSystems IRIS for Health プラットフォームが提供する高度な接続性と相互運用性により、Contrast&Care は造影剤注入を最適化し、臨床判断を簡素化します。

Contrast&Care の主要なユーザーは医師です。 造影剤の注入プロトコルを選択する際、Contrast&Careと他のシステムの患者データを統合することで、事前に患者を包括的に把握し、意思決定を強化し時間を短縮します。

画像診断士やスタッフもContrast&Careの主要なユーザーとなります。 このソリューションの基盤となるInterSystems IRIS for Healthは、患者情報を一元的に把握できるだけでなく、造影剤、患者ID、技師IDの手入力の必要性をなくし、ワークフローの合理化、患者の安全性を高めることができます。 これにより、ミスの機会を減らすことで患者さんの安全性を高め、技術者が患者さんに集中する時間を確保することができます。

そして、InterSystems IRIS for Health により、Contrast&Care はデータを活用して強力な分析を行い、注射プロトコルの有効性や有害事象の監視などの臨床品質要因から処置効率測定まで、幅広いパフォーマンス指標について画像診断センターに貴重な洞察を提供します。

製品戦略への未来志向のアプローチ

Guerbet の使命は、診断および介入的な画像診断に不可欠な造影剤、医療機器、革新的なソリューションを医療従事者に提供し、患者の予後とQOLを向上させることです。 そのため、Guerbet は長年にわたり、製品戦略を実現するために一貫して最先端技術を追求してきました。 デジタル時代の到来により、データの量と複雑さは爆発的に増加しましたが、Guerbetは、次に来る技術の最前線に留まることを念頭に、画像環境の新しい現実を受け入れています。

InterSystems IRIS for Healthの詳細と、ヘルスケア業界の次の画期的なアプリケーションを迅速に作成し拡張するためにどのように役立つかについて説明します。

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