イベントプランニングは、使用パターンが幅広く変動する、典型的なアプリケーションです。イベントプランニング&管理ソフトウェアのリーディングプロバイダである、EventsforceのCEO、George Sirius氏は、次のように述べています。「多くの組織にとって、イベントプランニングは、散発的かつ循環的な活動の1つです。当社のお客様は、イベントまでの数カ月間、当社のアプリケーションを盛んに使用しますが、イベントが終わり、評価も終了すると、次回のイベントまでほとんど使用しなくなります。」 このように大きく需要が変動することから、Eventsforceでは、創業当初から、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)がビジネスモデルとして採用されています。「お客様にとっては、使用しただけ料金を支払う方がコスト効率的にも優れています」とSirius氏は続けています。「同様に、クラウドでアプリケーションを導入して顧客の変化するニーズに対応する方が、当社にとってコスト効率が優れているのです。」
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主要な利点
- SaaS
- クラウドによる導入
- パートナーシップ
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Eventsforceとも呼ばれるこのアプリケーションは、モジュール型の高度にカスタマイズ可能なソリューションであり、エンドツーエンドのイベントプランニング&管理機能を提供します。マーケティング計画、登録からイベント後の分析や報告にいたるまで、イベントのライフサイクル全体のあらゆる側面をサポートしています。「このアプリケーション独自のセールスポイントの1つとして、お客様が使用するすべてのEventsforceモジュールが1つの共通のデータリポジトリを共有していることが挙げられます。データは最も重要です。そのため、データベーステクノロジの選択は特に慎重に行いました」とSirius氏は述べています。そして、Eventsforceが選んだのはInterSystems Cachéでした。卓越した高速性と拡張性、複雑なデータを処理できる能力、そしてインターシステムズのイノベーションへの取り組み姿勢が選択の決め手になりました。Sirius氏は次のように語っています。「当社は、新しいテクノロジと新しい機能で絶えず自社製品を改善する必要があります。そしてインターシステムズは、そのあらゆる過程において当社をサポートしてくれています。このパートナーシップは実に素晴らしいものでした。互いにイノベーションを積み重ねてきたことで、Eventsforceは、クラウドが登場する以前から既にクラウドに対応していたと言えるでしょう。」
Eventsforceは、ハイブリッドモデルを採用しており、パブリッククラウドで導入されますが、重要なデータはオンプレミスのサーバーに保管されています。Sirius氏によれば、クラウドで導入する主要な利点は、拡張性と弾力性です。「当社のお客様は、イベントがあるときのみにEventsforceを使用します。また、イベントの規模はさまざまであるため、使用パターンは大きく変動します。クラウドで導入すれば、Eventsforceのインスタンスを自動的に追加、削除することで需要に対応することができます。使用のピーク時であっても、すべてのお客様に最高のパフォーマンスを提供できるだけの十分なリソースを当社は確保しておく必要があります。一方、イベントが少ないときには、使用したリソースの分の料金を支払うだけで済みます。これにより、運用コストを適切に管理できます。」 また、「アップグレードを迅速に導入できることは、もう1つの利点です」とSirius氏は述べています。「クライアント側にソフトウェアをインストールする必要がありません。お客様のサービスをカスタマイズする必要がある場合、変更が含まれたEventsforceの新しいインスタンスを取り出し、テストしてから、その新バージョンを使用するようにお客様に指示するだけです。」