調剤薬局向け棚卸サービスが薬剤師の業務をサポート
ビックアイランドは、「調剤薬局業界をアップデートする」を旗印に、調剤薬局向けに特化したシステム開発およびシステム導入・経営コンサルティングサービスを提供している企業です。
多くの調剤薬局では、定期的な薬剤の棚卸が行われていないところも多く、以下のような大きな課題をもっています。
- 出庫データに基づく効率的かつ戦略的な発注ができない
- 高額薬剤の不動在庫化、品質不良や期限切れによる在庫ロスなどが日常的に発生
- 棚卸業務は、多くの場合、薬局管理者や薬剤師による手作業で行われており、専門性の高い人員の労力および人件費の面で大きな負担
以上のような課題を解決するためには、棚卸業務のデジタル化を推進し、手作業で行われている非効率な業務をデジタルにより自動化していく必要があります。
調剤薬局の課題を解決する「Bi-Counter」
こうした調剤薬局の課題を解決するために開発されたのが、ビックアイランドが提供する「Bi-C Appシリーズ」の1つである「Bi-Counter」です。これは、iPhone 端末に接続したバーコードリーダーでGS1 コードを読み込み、格納した薬剤情報を照合して、調剤薬局の棚卸を支援するシステムで、InterSystems IRIS for Health を基盤に開発され、AWS 上の Docker 環境で運用されています。
ビックアイランドでは、「Bi-Counter」を使って、調剤薬局の棚卸代行サービスを提供しています。このサービスは、専門性の高い人員を派遣し、IoT を活用して調剤薬局での棚卸作業を代行するもので、調剤薬局の棚卸作業にかかわる負担をなくし、薬剤師が本来の業務に専念できる環境を提供するとともに、人件費のコスト削減、「見える化」による正確で適正な在庫管理とそれによる適正な発注をサポートして、調剤薬局の財務・経営上の支援を行っています。
ビックアイランド 代表取締役 岡村信二氏は、以下のように述べています。「今後は、IRIS for Health を活用して、医療データ交換の国際標準規格である HL7 FHIR® を利用したデータの共有や薬局間の連携のためのネットワークを構築し、地域や災害時の情報確保や相互支援にも取り組みたいと考えています。」
「Bi-Counter」の開発に関わったビーブリッヂ、代表取締役 橋本哲郎氏は、InterSystems IRIS for Health について以下のように述べています。「IRIS は、データの設計や構造の変更が柔軟に行えるので、機能の追加や仕様変更にも問題なく対応できます。また、さまざまなアクセス手法でデータを扱えるので、用途や要件によって使い分けができる点がよい点です。」
InterSystems IRIS for Health の拡張性や相互運用性などの機能が、今後もビックアイランドが提供するビジネスやサービスの拡大を支援します。
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株式会社ビーブリッヂ