COVID-19のパンデミックが起きて最初のうち、中国のほとんどの人々はできるだけ病院に寄りつかないようにしていました。ですが、アウトブレイクが深刻化し、各地で外出禁止令が出されるようになったとき、インターシステムズから1つのチームが前線に駆けつけました。
Amcare美中宜和婦児医院グループ(Amcare’s Women’s and Children’s Hospital’s Baodao campus)の北京宝島婦産医院で、TrakCareの実装作業を行うために6人の社員がキャンプを設営しました。彼らの仕事はかつてないほど重要なものでした。パンデミックが拡大していく中でも、臨床医たちは女性が妊娠から出産まで無事に漕ぎつけられるようにするという、この専門医療グループの大切な任務を果たさなければなりませんでした。何があっても、赤ちゃんが生まれるのを止めるわけにはいきません。そしてこの任務を果たすには、重要な情報に容易にアクセスできることが必要でした。
「私たちは医療従事者たちが持ち場にとどまってウイルスと戦うのを見てきました」と、インターシステムズのアジア太平洋地域担当責任者Luciano Brustiaは述べています。「彼らのおかげで、中国の人々に必要な医療が提供されているのです。」
2月に技術専門家、アプリケーション専門家、プロジェクトマネージャをはじめとする社員たちが、現地にいる3人の技術者と協力して実装作業を行いました。彼らは安全に作業を行うためにフェースマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けました。2月の終わりに病院内でのTrakCareの運用を開始し、妊娠検査やその他の産婦人科、小児科、生殖医療の診察を行う医師たちを、パンデミックの最中にも休みなく支援することができました。患者のために医療を提供する臨床医の任務がこれほど急を要し、危険を伴うことはかつてありませんでしたが、このプロジェクトはそうした臨床医に不可欠なITツールをもたらすことになりました。
実装後の数か月間、インターシステムズの社員は中国の医療機関のお客様と連絡を取り続け、TrakCareのエキスパートが24時間態勢で技術サポートとオンサイトサービスを提供し、リモートでの調整を行いました。
Amcareの北京宝島婦産医院での実装作業は、この私立病院グループとインターシステムズの間で2016年に締結されたパートナーシップに端を発していました。この2月までに、TrakCareはすでに北京の3つの施設と1つのクリニックで運用を開始していました。Amcareとインターシステムズは、同社が最近買収した宝島の施設で、統合された医療情報システムが一刻も早く必要とされていることを認識していました。TrakCareは、運用が開始されれば臨床、管理、財務に関する信頼できる唯一の情報源となり、臨床での意思決定を強化して医療におけるコラボレーションを支援するための洞察を得られるようになるのです。
この実装作業は、中国がまさにCOVID-19との戦いに苦しんでいる中で行われましたが、このパンデミックから遠く離れた未来も見据えており、次世代の子供たちをパンデミック後の世界に無事に送り出すために役立っています。
この事例は、こちらからもご覧頂けます(英語)-2020年7月10日- OnTrak News Flash No.5: The Fight Against COVID-19 newsletter