ウェスト・ミッドランズ全域の約320万人の医療・社会保障データが統一医療記録に統合され、ケアを改善し、より安全で効果的に
2022年9月27日、英国ウィンザー - "Birmingham and Solihull Integrated Care System（ICS）"、"Coventry and Warwickshire ICS"、"Herefordshire and Worcestershire ICS" の医療・社会保障機関約400社が、InterSystems HealthShare を利用して英国最大級の医療記録共有に着手しました。
医療機関には病院、精神医療、コミュニティトラスト、地方自治体、救急隊、ホスピス、365のGP診療機関が含まれます。
この取り組みは地域における統合ケア実現に不可欠なものです。
インターシステムズの統合医療記録テクノロジーを提供する「InterSystems HealthShare」は、相互運用性のためのプラットフォームです。
共有ケア記録では、権限を与えられたスタッフが、薬、アレルギー、緊急連絡先、セーフガード情報などの関連情報を共有し、閲覧できるようになっています。 この双方向の情報交換は、医療と福祉の記録が、市民の医療を提供する各サービスにおいて別々のシステムに保存されていることから生じる課題を克服するものです。
このシステムは、この地域の既存の精神医療記録の青写真である「MERIT」を基に構築されています。
共有ケア記録は、MERITと同様の目的を果たす一方で、より広範囲な組織的コラボレーションを促進するものです。 また、6つの地方自治体の市民の社会福祉記録を統合し、国内最大級の社会福祉記録を有しています。
Birmingham and Solihull Mental Health NHS Foundation Trust コンサルタント法医学者兼最高臨床情報責任者のJames Reed博士のコメント
「このように膨大な数の医療・社会福祉組織を一つのシステムに統合できたことを誇りに思います。すでに、市や区を含む6つの自治体と連携し、市民の記録を統合しています。また、当初の組織を拡大し、ホスピスや刑務所などの環境も追加していきます」
ウスターシャー州議会のサービス-エリア社会福祉部長、Cezar Sarbu氏のコメント
「市民ニーズの可視性を高めることのメリットを誇張するのは難しいです。 医療と社会福祉の統合記録を通じて、このような重要な情報に一箇所でアクセスできるようになれば、適切かつタイムリーな方法でケアを提供する能力が高まります」
インターシステムズの英国およびアイルランド担当マネージングディレクター、クリス・ノートンのコメント
「これらの統合ケアシステムが地域のケアを変革して成し遂げたことは、模範的なことだと思います。 これは、統合と相互運用性の向上により、英国全体で何が可能かを示しています。InterSystems HealthShareは、地域が住民のニーズに効果的に対応できるようにする可能性を持っています。 私は、ウェスト・ミッドランズで達成した仕事を誇りに思います。そして、より接続された、より情報に基づいたケアのために、将来、このインフラを追加の医療・社会福祉サービスに拡大することを楽しみにしています」