インターシステムズのデータプラットフォーム技術を活用し、相互運用性ソリューションは、医療システム全体での臨床データの交換を促進
米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、ワシントンD.C.、2020年7月8日 - 退役軍人のケアの効率化のため、米国退役軍人省(VA)は VDIF EP(Veterans Data Integration and Federation Enterprise Platform)の運用を開始し、既存の電子カルテシステム間で臨床データを集約・正規化することで、長期的な患者記録を作成し、相互運用性を可能にしました。これは、VA が10年以上も掲げていた目標で、長期的な患者記録により、臨床医がすぐに VA および外部医療機関の両方から退役軍人の臨床データを使用することができ、直接米国退役軍人のケアを改善することができます。
VDIF は、 InterSystems HealthShare®を基盤にしており、172の VA メディカルセンターと1,074の外来診療所を提供する130の異なる電子カルテインスタンスからのデータを集約し、正規化しています。VDIF を使用することで、退役軍人の長期的な患者記録を退役軍人保健局(VHA)内の医療機関だけでなく、退役軍人に医療を提供している外部の医療機関にも提供することができます。最新バージョンの HealthShare は、医療データから価値を抽出するために特別に設計された世界初かつ唯一のデータプラットフォームである InterSystems IRIS for Health を基盤に構築されています。.
また、長期的な患者記録により、退役軍人保健局のシステム外(例えば民間病院など)で医療が必要な際に、退役軍人がすべての診療履歴を持っていくことも可能になります。これは、退役軍人が外部の医療機関から診療を受けることを簡素化する2018年の MISSION 法を実現したものです。
VDIF プロジェクトは、VA 情報技術局(OIT)が主導し、退役軍人保健局(VHA)とマサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とすインターシステムズとが協力し、 Ready Computing が実装を担当しました。VAは現在、数十の臨床アプリケーションをVDIFに接続することを計画しています。
VDIF が導入されたことで、臨床医は複数のサイトから関連する臨床データを探すのではなく、単一のビューから退役軍人の全病歴にアクセスすることができるようになりました。こうした効率化された機能により、検索に無駄な時間を費やすことなく、患者の全体像を見ることができるため、臨床医は必要な場所で患者に集中して治療を行うことができます。
「インターシステムズは、退役軍人とその家族への医療の提供を改善するために、40年にわたる VA とのパートナーシップを構築できたことを誇りに思います」と、インターシステムズの退役軍人省ソリューション部門の責任者であるジョージ・ホウは述べています。「この未曾有の医療危機の中、医療機関は退役軍人にケアを提供するために、クリーンで正確で完全な医療データに大きく依存しています。」
OIT の目標は、退役軍人に有益な VA 体験を分断なく提供することです。VDIF の実装は、OIT のデジタル変革戦略の一環であり、他に類を見ないサービスとサポートを提供することで退役軍人の生活に最大の影響を与えています。
インターシステムズについて
インターシステムズは、医療、金融、ロジスティクス分野における非常に重要なデータを扱うためのデータテクノロジーを提供するリーディング・プロバイダーです。 インターシステムズのクラウドファーストデータプラットフォームは、世界中の大規模組織の相互運用性、スピード、拡張性の問題を解決しています。また、病院の電子医療記録、地域や国の統一医療記録、検査情報管理システムのための独自のマネージドサービスの開発とサポートも行っています。そのサポートは高く評価されており、80カ国以上の顧客やパートナーに24時間365日、卓越したサービスを提供しています。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く株式非公開企業であるインターシステムズは、1978年に設立され、世界25ヵ国に拠点を構えています。
詳細については、
InterSystems.com/jp をご覧ください。