お知らせ
(2018年3月1日米国発プレスリリース抄訳)
2018年3月5日
HealthShareを基盤にした仮想環境で、マルチベンダのさまざまなデータソースへのアクセスを可能にし、SMART on FHIR アプリケーションのテストが可能に
米国マサチューセッツ州ケンブリッジ―2018年3月1日—医療、ビジネス。官公庁向け情報技術基盤を提供するグローバルリーダであるインターシステムは、本日、開発者が SMART on FHIR アプリケーションのテストと開発に、複数の医療記録に接続することのできる FHIR サンドボックスの提供を開始したと発表しました。
これは、SMART on FHIR※1 アプリケーションのためのゲートウェイで、インターシステムズの医療連携ソリューションのスイート製品である HealthShare を活用してテストが行える仮想環境です。インターシステムズは、このFHIRサンドボックスを、 HIMSS2018カンファレンスアンドエグジビションで、ライブデモを行います。
オープンで標準に準拠したプラットフォーム上に構築された SMART on FHIR アプリケーションは、医療IT イノベータがアプリケーションエコシステムに参加する障壁を引き下げます。今日の分散された医療の世界、例えば一般的な米国のメディケアの患者は、1年間を通じて2人のプライマリケア医師と7人の専門医にかかっており、効率的であるために、医療管理アプリケーションは、多くのソース(電子医療記録など)からのデータが必要です。今ある SMART on FHIR テスト環境は、ある企業や特定の電子カルテに特化したものが殆どです。InterSystems FHIR サンドボックスは、多くの施設、ソース、システムのデータを集約した統一された医療記録上で動作します。
InterSystems FHIR サンドボックスは、医療ITコミュニティへの新規参入者が直面する最大の課題の1つを解決します。それは、関連する実データへのアクセスです。サンドボックスには、SMART on FHIR アプリケーションのサンプル集が含まれています。HealthShare を活用し、FHIR サンドボックスはまた、ユーザが自身の SMART on FHIR アプリケーションの機能を、実際に使われている加工された患者データを使ってテストすることが可能です。この FHIR サンドボックス は、インターシステムズがこの先にリリースするインタラクティブなエクスペリエンス環境の1つです。
「医師のデータのニーズはそれぞれ異なります。例えば、小児科医は、循環器専門医とは全く異なるデータの要望を持っています。こうした異なるタイプの個別化に対応するという課題は、開発の視点から言うと、非常に多くの時間と費用がかかるということです」インターシステムズの相互運用性担当クリニカルアドバイザであるラッセル・レフトウィッチは述べています。「InterSystems FHIR サンドボックスは、開発者が複数のソース、ベンダーの異なる環境でアプリケーションのテストを可能にするだけでなく、どのようなケア施設でも動作する単純化され、かつ個別化されたアプリケーションニーズに応えることを可能にします。」
FHIR サンドボックスのアプリケーションは、医師であろうが患者であろうが、エンドユーザに異なるデータの特定のビューを提供します。医師は、アプリケーションを処方リストや成長チャートといった情報を見るために使う一方、患者は、自身の医療データへのアクセスにアプリケーションを使用し、より自分の医療に関わることができます。この FHIR サンドボックス環境は3月5日から9日にネバダ州ラスベガスで開催されるHIMSS18カンファレンスアンドエキスポ、インターシステムズブース#4444でご覧いただくことができます。
HIMSS でのデモの他、FHIR サンドボックスは、3月5日よりこちらでも利用可能です。
http://www.intersystems.com/FHIRsandbox
※1:Sustainable Medical Apps & Reusable Technology on Fast Healthcare Interoperability Resources
インターシステムズについて
インターシステムズは、世界で最も大切なアプリケーションを支えるエンジンを提供しています。人々の生命や暮らしにかかわる医療、金融、官公庁、その他の分野で、大切なことを支援する力となっています。インターシステムズは、1978年に設立され、米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く、世界中に拠点をもつ株式非公開企業です。その製品は世界80ヶ国以上の数百万ユーザーによって、日々利用されています。