エネルギーデータの統合と処理を強化し、電力網の効率的な運用を可能にするイニシアチブ
マサチューセッツ州ケンブリッジ -- 2022年5月5日 - 拡張性、相互運用性、スピードといった最も重要な問題を顧客が解決できるよう支援する創造的データ技術プロバイダーであるインターシステムズは本日、電力システムのデジタル化、分散化、脱炭素化を可能にする拡張性のある構成データ管理ソリューションを開発するために、アジャイル・フラクタル・グリッド(AFG)と協力することを発表します。
AFGは、電力網構想のための単一真実情報源を構築するために、ハイブリッドクラウドデータプラットフォームであるInterSystems IRIS® データプラットフォームを選択しました。InterSystems IRISは、ミリ秒単位の判断と応答を必要とする何千ものデバイスからのストリーミングデータを取り込み、分析する堅牢でスケーラブルなデータ管理ソリューションを提供します。この「次世代」のリアルタイムデータ処理と機械学習は、AFGのセキュアサプライチェーン、スマート製造、スマートグリッド、スマート輸送といった構想のためのプラットフォーム拡大を可能にし、包括的なサイバーセキュリティ、エッジコンピューティング、耐障害電力、フラクタルツイン、エネルギーサービスに対するサポートを強化することになります。
AFGのCEOであるJohn Reynoldsは、次のように述べています。「再生可能エネルギーは、エンドユーザーと環境の両方にとって大きなメリットがあります。私たちは、エネルギーの供給方法に即座に大きな影響を与えるには、エネルギーデータの管理におけるスピードとスケーラビリティの重要性を理解している企業と協力する必要があると考えていました。インターシステムズは、この構想に必要なデータ処理と統合の要件を満たすことができる唯一のパートナーであり、再生可能エネルギーとデータインフラの状況を変革するために、我々のチームにとって不可欠な存在となるでしょう。」
インターシステムズとAFGは、電力網の本質的な再構築を可能にする真に予測的なソリューションに対する業界のニーズに対応しています。インターシステムズとAFGは、リアルタイムのエネルギーデータ処理と機械学習を取り入れることで、次世代のデータ配信ネットワークへの道を切り開こうとしているのです。新プラットフォームの機能の一部を紹介します。
- 極めて高いスループット、パフォーマンス、スケールを実現するデータインジェスチョン
- あらゆるフォーマット、あらゆるプロトコル、あらゆるソースからのデータ処理を可能にするデータ統合、正確な分析のための異種データの調和と正規化
- 人工知能(AI)、機械学習(ML)、ビジネスインテリジェンス(BI)などの分析を組み込み、自然を模した階層的なアプローチでインサイトを提供する
- システム間のデータとビジネスプロセスを統合し、最適化されたインテリジェントなリアルタイムオーケストレーションを可能にする組み込み型インターオペラビリティ
インターシステムズのデータプラットフォーム部門責任者であるスコット・ナウは、以下のように述べています。「多くのビジネスリーダー、施設オーナー、自治体リーダーが再生可能エネルギーの目標を評価し続ける中で、エネルギー源とデータを効率的かつ安全に管理する必要性が最も高くなります。インターシステムズのIRISは、AFGの一連のサービスの開発において重要な役割を果たしており、データの力を通じたエネルギーセキュリティの実現により、あらゆる規模や分野の組織が再生可能エネルギーの目標を達成できるよう支援しています。」
AFGと、電力、ネットワーク技術、コンサルティングの各分野の30以上の組織からなるコンソーシアムは、電力網の集中管理から脱却し、個人向けの運用、分析、財務アプリケーションのための接続型デジタル市場を提供するために、8年前に設立されました。
インターシステムズ社のIRISデータプラットフォームの詳細については、 こちらをご覧ください。
Agile Fractal Gridについて
Agile Fractal Grid, Inc. (AFG) は、都市、農村地域、キャンパス、軍事基地がエネルギーセキュリティを達成し、再生可能エネルギーの目標を達成すると同時に、ギガビットブロードバンドアクセスを提供するためのプラットフォームを構築しています。AFGは、付随する経済開発エコシステムと合わせて、マイクログリッドのクラスターをシステムとして展開し、グリッド回復サービスやエネルギー市場に大規模に参加する能力を備えた分散型ユーティリティのように振る舞うことができるように支援することができます。