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インターシステムズ・グローバルサミット2017 参加レポート

9/10(日)から9/13(水)の4日間にわたり、米国カリフォルニア州パームデザートの JWマリオットデザートスプリングス リゾート&スパにて、インターシステムズ製品をお使いのお客様向け年次イベント「インターシステムズ・グローバルサミット」が開催されました。以下にその様子を簡単にレポートします。

「インターシステムズ・グローバルサミット」では、例年3つのカンファレンスが開催されています。


  • 開発者、技術者様向け「ソリューション・デベロッパーズカンファレンス」

  • ユーザ企業や組織の技術部門の責任者の方向け「テクノロジ・リーダーシップカンファレンス」

  • 医療組織の経営者レベルの方、医療政策担当の行政機関の方向け「ヘルスケア・リーダーシップカンファレンス」
    *「ヘルスケア・リーダーシップカンファレンス」のレポートについては、 こちらをご覧ください。

今年は、「Empowering What Matters(大切なことに力を与える)」をテーマに、25か国より519名の方が参加され、大変盛況なイベントとなりました。

初日である10日(日)には、お客様歓迎レセプションが行われ、翌日11日(月)の午前に、今回のグローバル・サミットのハイライトとなる基調講演が行われ、全世界にライブストリーミング配信されました。

基調講演「Our Focus: Your Success」

はじめに、当社の戦略立案担当副社長 ポール・グラブシャイが登壇し、ご来場いただいたお客様への感謝の言葉を述べ、インターシステムズの技術をご活用いただいて先進的なお取り組みをされているいくつかのお客様事例をご紹介しました。また、インターシステムズは常にお客様の成功に注力し、設立当初から、Private、Passion、Partnership、Profitableという4Pのビジネス哲学を貫いていると述べました。

テクノロジはビジネスの変化に合わせて進化していくべきであり、特にインターシステムズのお客様は、大規模でミッションクリティカルなソリューションを開発されており、以下の3つの課題への対応が重要であると述べました。


  • Smarter Transaction -増え続ける多種多様で複雑なビッグデータを高度でスマートに処理する

  • Instant Access ―組織内の複数のシステムやデータを分断することなく、全てのトランザクションデータへのリアルタイムアクセス

  • Insight to Action -ETL処理のような、分析と運用の間に存在するタイムラグなどの障壁を取り除き、最新のデータに基づいた洞察からより良いアクションを導く

これらの課題を解決するために、インターシステムズは、InterSystems IRIS Data Platform(以下、InterSystems IRIS)を開発しましたと、新製品の発表をしました。

InterSystems IRIS は、インターシステムズの設計哲学 - Interoperable(相互運用性)、Reliable(信頼性)、Intuitive(直感的)、Scalable(拡張性)に基づいて開発された、トランザクションと分析を同時に行うことのできる新しいデータプラットフォームです。膨大なデータを取り扱う必要のあるミッションクリティカルなソリューションの開発を迅速化します。

*InterSystems IRIS Data Platformについては、9/13に発表された こちらのプレスリリースも合わせてご覧ください。

InterSystems IRISは、マルチデータ、マルチワークロードのアプローチをとり、以下の4つの特徴があります。


  • シャーディングによる高い拡張性

  • 様々なプログラミング言語をサポートし、迅速な開発

  • クラウド

  • SPARK による、より高度な分析

InterSystems IRIS は来年1月より利用可能になる予定です。

最後に、お客様の成功は当社の成功であり、今後、InterSystems IRISがお客様にとって重要なテクノロジとなり、ビジネスの成長に貢献していきたいと述べ、ポール・グラブシャイは降壇しました。

引き続き、InterSystems IRISについて、データプラットフォーム・TrakCare開発ディレクタ サイモン・プレイヤー、クライアントサービス担当副社長のジョン・パラディノより、製品についての説明の後、参加者からのQ&Aコーナーが設けられ、新製品や既存データプラットフォームに関する質問に答えました。

続いて、製品&パートナプログラム担当ディレクタ、ジュリー・ロックナーが登壇し、MIT の“Living Lab”(キャンパス中に存在するデータを研究の対象とするプロジェクト)と共同で行った、InterSystems IRISとオープンソースのソフトウェアの比較検証結果の紹介があり、アプリケーション構築のスピード、クラウド展開、リアルタイムのデータ分析など、全てにおいてInterSystems IRIS が上回っていたと述べました。

その他、クライアントサービス担当副社長 ジョン・パラディノ、マーケティング担当副社長 ジム・ローズより、それぞれ 「InterSystems Learning Service」と技術者向けコミュニティサイト 「Developer Community」、「What Matters」告知キャンペーン・新しいホームページの紹介がありました。

最後に、ゲストスピーカとして、米『WIRED(ワイアード)』誌編集長などを務めたスコット・ダディッチ氏より、「Art of Design」と題し、アートだけでなく、編集やテクノロジなど、様々な分野におけるデザイン思考の重要性についてのお話があり、大変興味深いものでした。

ソリューション・デベロッパーズカンファレンス

基調講演の後は、3つのカンファレンスに分かれ、それぞれのプログラムが進められました。

技術者向けの「ソリューション・デベロッパーズカンファレンス」では、6会場にて分科会が行われ、75以上の技術セッションが行われました。

「Learning Service」(英語サイト)にて、分科セッションの発表資料と動画を公開していますので、ご興味があれば、是非ご覧ください。

特に、昨年からはじまった”Unconference”(参加者がトピックを決め、ディスカッションを行う)では、6会場にて、45分のディスカッションが3回行われましたが、各回とも盛況で、活発な討論が行われていたのが印象的でした。

InterSystems IRIS に関するディスカッションでは、意欲的な技術者の方々が当社の開発者に多くの質問を投げかけていました。

また、今年も会場内には、技術体験スペース「Tech Exchange」が大きく設けられ、当社の開発者が短いプレゼンテーションを行う”Flash Talk” や、個別トレーニングコーナ、最新技術を体験できる”Experience Lab”、Connected Healthデモコーナなど、どのコーナも常に多くの人で賑わっていました。

会場ロビーでは「パートナ・パビリオン」が設けられ、23社のパートナによる、当社の技術を使って開発したソリューションの展示が行われ、多くの参加者が足を止めて、説明を聞いていました。

会期中は、ゴルフ大会や早朝ヨガなど様々なアクティビティも行われ、特に火曜日夜に行われた懇親イベント”Classic Hollywood Casino Night” では、会場の一角がカジノ会場に変わり、参加者を楽しませていました。

 

「グローバル・サミット」はインターシステムズの最新情報をお届けするイベントですが、それだけではなく、世界各国からの参加者や、当社の経営陣や開発者と情報交換を行うことで、今後のビジネスに役立つヒントを得たり、リレーションを築くことのできる大変充実したイベントです。

今年は、日本から3名のお客様にご参加いただきましたが、来年以降も、ぜひ多くのお客様にご参加いただければと思います。

 

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