
がんの薬物療法(化学療法)は、新薬の登場、多剤併用療法の普及など、日々進歩している。一方、抗がん剤の副作用を軽減するために投与方法の工夫などがなされ、レジメンは多様化している。そのため、抗がん剤の調製は複雑化し、薬剤師の負担は年々増加している。
亀田総合病院(千葉県鴨川市)では、こうした状況に対応し、医療安全を担保するため、化学療法支援システム『MediStep21』を開発、導入した。『MediStep21』は、基盤技術に医療用データベースIntersystems Cachéを使用、複雑なデータの高速処理を実現している。
『MediStep21』の導入の背景とその成果、今後の展望について、薬剤部長の佐々木忠徳先生にうかがった。