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信頼性の高いデータは、大きな利益をもたらす意思決定の基盤となる

ヘルスケアにおける AI + ML

これは、今年初めにインターシステムズが開催したドイツAI+MLサミットで、意思決定者、ユーザー、開発者が発した重要なメッセージです。クリーンで健全なデータと相互運用性は、ヘルスケアだけでなく他の産業にわたる新しいアプリケーションを生み出すための基盤となります。 相互運用可能なデータプラットフォームと統合されたツールはイネーブラーとして機能し、データのプライバシーと倫理的な問題が重要な役割を果たします。 このサミットでは、臨床現場からのデータを研究に利用できるようにすること、分散化とGDPRへの対応、SMITH(Smart Medical Information Technology for Healthcare)コンソーシアムにおけるAIの臨床利用例などが主なトピックとして取り上げられました。

Dr. Danny Ammon Volker Hofmann Andreas Kumbroch

「ITと医療の架け橋となること、それはテクノロジーの力を借りて医療を進歩させるための重要な課題のひとつです」と、Danny Ammon博士は患者データとそのAIアプリケーションへの活用について強調しました。 Ammon博士は、HL7ドイツの理事会メンバーであり、IHEドイツの品質、研究、公衆衛生の管理者でもあります。 また、SMITHの相互運用性ワーキンググループ長、イエナ大学病院のデータ統合センター長を務めています。

講演者たちは、効果的な意思決定を促進するための医療におけるAIアプリケーションの重要性について議論しました ヘルスケアにおけるデータ量は、他の産業に比べ60%のスピードで増加しています。 人間は1つの判断に7つ程度のデータしか考慮できないため、医療や研究での意思決定プロセスをサポートには、AIアルゴリズムも必要です。 インターシステムズのヘルスケア部門マネージャーであるVolker Hofmannは、「SMITHの使用例は、臨床現場からの要求を迅速に実現するための完璧な例です」と強調しています。 「この困難なエコシステムにおいて、実装パートナーであるMärz Internetwork Services AGと共同で作業できることを幸運に思っています」

SMITHリファレンスアーキテクチャの中核をなすのがInterSystems HealthShareです。 HealthShareは、データキュレーター、メタデータ、識別、認証、および患者の同意を統合するための基盤を提供します。 メルツ社は実装パートナーとして、SMITHコンソーシアムのデータ統合センターが設定した特定の目標に到達するために、既存のHealthShare機能の設定と拡張を進めています。

SMITH は、ドイツ医療情報イニシアチブ(MII)が資金提供する 4 つのコンソーシアムの 1 つで、大学、大学病院、研究機関、IT 企業が連携して設立されたものです。 SMITHの目標は、各SMITH提携病院にデータ統合センターを設置し、血流感染症の意思決定支援システム「HELP」やICUで重度の呼吸器疾患を持つ患者に焦点を当てた「ASIC」など、アプローチの有用性を示す使用事例を実施することです。

「医療現場と研究室の間を情報に基づいて橋渡しし、イノベーションを実現することは、関係者全員が分野を超えたコミュニケーションに取り組むことによってのみ達成できる課題です」と、März社のソフトウェア開発ボードメンバーであるAndreas Kumbrochは述べています。 さらに、「このイニシアティブは確固たるコミットメントに基づいており、具体的なマイルストーンに従って段階的にイノベーションのための持続可能性を生み出す」と指摘しました。


この記事は、HealthShare Connections News Flash No.6(2021年6月21日発行)に掲載されたものです。

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