インターシステムズは、まれにEnterprise Cache Protocol(ECP)クライアントが不安定になることがある不具合を修正しました。
対象バージョン:
- InterSystems IRIS 2022.1.x, 2022.2, 2022.3
- InterSystems IRIS for Health 2022.1.x, 2022.2, 2022.3
- HealthShare Health Connect 2022.1.x, 2022.2, 2022.3
- InterSystems HealthShare 2022.2
対象プラットフォーム: すべて
[発生する問題]
上記の InterSystems 製品のバージョンでは、まれな環境下において、エンタープライズ・キャッシュ・プロトコル (ECP) クライアントが不安定になる問題が発生します。
[問題の詳細]
この問題は、ECP クライアントでのみ発生します。この問題が発生するとECP クライアントのプロセスで や エラーが発生します。エラー発生後は ECP クライアントが不安定になり、インスタンスがハングする可能性もあります。データそのものや、ECP データサーバへの影響はありません。
[問題の回避方法]
不安定な状況に陥った場合、解消するためには、ECP クライアントのインスタンスを再起動する必要があります。
本問題の影響をうけるバージョンをお使いの場合は、まもなくリリースされる2023.1 / 2022.1.3 にアップグレードされることをお勧めします。HealthShare につきましては、改善推奨手順を含めたアラートを、あらためて近日発行予定です。この問題の修正 ID は TR1162 です。
この修正は今後リリースされるすべての製品に含まれる予定です。お客様のご要望により、修正を現在お使いの EM リリースの製品に対するパッチとして個別に作成してご提供することが可能です。
お使いのシステムに対するパッチが必要な場合は、バージョン情報とライセンスキー情報をご確認の上インターシステムズカスタマーサポートセンターまでお知らせ下さい。