2016年8月26日 – 警告: データベース圧縮の障害
対象バージョン:
2014.1.x
2015.1.0, 2015.1.1, 2015.1.2
2015.2.0, 2015.2.1
対象プラットフォーム: すべてのプラットフォーム (OpenVMSを除く)
[発生する問題]
データベース圧縮機能を使用することで、データベースが破損する問題が発生する可能性があります。
[問題の詳細]
これは、2015年10月15日 発行の「
Caché News Vol.207 警告: データベース断片化解消機能の障害」の追加情報です。
以前のCaché Newsではバージョン 2014.1 以降のOpenVMS以外のすべてのプラットフォームにおいて、データベース断片化解消機能によりデータベース破損が引き起こされる可能性があり、修正ID: JO2871 によりこの問題を解決できるとご案内しました。
この問題がデータベース圧縮機能においても発生する事が判明いたしました。
この機能は、以下のいずれかの方法で実行するものです。
1. 管理ポータルの システムオペレーション > データベース と進み、
「空き容量」ボタンをクリックしたページの「圧縮」リンクを選択する
2. ^DATABASE ユーティリティの
13) Compact free space in a database
を実行する
3. SYS.Database クラスの FileCompact メソッドを実行する
上記バージョンで修正ID: JO2871 を含むパッチを適用していないシステムが対象です。
[問題の回避方法]
対象システムではデータベースの圧縮および断片化解消機能を使用しないようにしてください。
製品システム側でこれらの機能を自動的に実行することはありません。
[解決方法]
この問題は修正ID: JO2871 で解決します。この修正は 2015.1.3, 2015.1.4、
2015.2.2, 2015.2.3, 2015.2.4、2016.1, 2016.1.1, 2016.1.2 に含まれています。
また、お客様のご要望により、修正を現在お使いの製品に対するパッチとして個別に作成してご提供することが可能です。
お使いのシステムに対するパッチが必要な場合は、下記バージョン情報とライセンスキー情報をご確認の上、
インターシステムズジャパン・カスタマサポートセンターまでお知らせ下さい。