2019年9月27日 - 勧告:Windows の EnableVSSBackup 設定がアップグレード時に無効になる
対象バージョン: Cache および Ensemble 2018.1.0, 2018.1.1, 2018.1.2
HealthShare Health Connect (HSAP) 15.032 :コアバージョン 2018.1.0, 2018.1.1, 2018.1.2
HealthShare 2019.1 (Unified Care Record, Patient Index, Health Insight, Personal Community, Provider Directory) :コアバージョン 2018.1.2
HealthShare 2018.1 (Information Exchange, Patient Index, Health Insight, and Personal Community) :コアバージョン 2018.1.1 または 2018.1.0
対象プラットフォーム: Windows
[発生する問題]
WindowsのEnableVSSBackup設定がアップグレード時に無効になります。
[問題の詳細]
インターシステムズは、Windows プラットフォームで無効なバックアップにつながる可能性のある問題を修正しました。この問題により、アップグレードにより EnableVSSBackup 設定が無効になります。デフォルトでは、EnableVSSBackup は有効(値は1に設定)ですが、アップグレードによりその値が0に設定されます。この設定を無効にして Windows VSS バックアップを行うと、無効な CACHE.DAT ファイルが含まれる場合があります。
この問題は、上記のバージョンにアップグレードする場合にのみ発生します。
[問題の回避方法]
この問題を回避するには、影響を受けるバージョンにアップグレードされた際に設定を手動で有効にしてください。有効にしない場合、修正を含むバージョンにアップグレードしても無効状態のままです。
Windows VSS バックアップを使用しているお客様の場合、インターシステムズは、Cache または Ensembleの2018.1 インスタンスでこの設定を有効にすることをお勧めします。設定を有効にすると、将来のアップグレード(影響を受けるバージョンへのアップグレードを含む)はその値を保持します。
管理ポータル、または cache.cpf ファイルを使用して、EnableVSSBackup 設定を有効にすることも可能です。
管理ポータルを使用する場合。
1)開始設定ページ([システム管理]> [構成]> [追加の設定]> [開始])にて、 EnableVSSBackup の [編集]リンクをクリックします。
これにより、[EnableVSSBackup] の編集ページが表示されます。
2)このページで、EnableVSSBackupチェックボックスにチェックし、[保存]ボタンをクリックします。
上記の設定変更はすぐに反映されます。
cache.cpfファイルを使用する場合。
1)インストールディレクトリのcache.cpfファイルの [Startup] セクションで、EnableVSSBackup 行を変更します。
EnableVSSBackup = 1
2)ターミナルの%SYSネームスペースで、次の呼び出しを使用してCPF変更を有効化します。
%SYS>set status = ##class(Config.CPF).Activate()
Config.CPF クラスの Activate クラスメソッドの詳細は、Cache または Ensemble のクラスリファレンスを参照してください。
この問題は修正ID: STC3008 で解決します。
この修正は、今後リリース予定のすべてのバージョンに含まれる予定です。