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警告:LogRollback 有効の場合にトランザクションロールバックが失敗する

[概要]

  • 警告ID: DP-444551
  • 影響を受ける製品とバージョン:

製品:
InterSystems IRIS
InterSystems IRIS for Health
HealthShare Health Connect

バージョン:
2025.1.0, 2025.1.1, 2025.2

  • リスクカテゴリー & スコア:
    データ整合性 高リスク
  • 発生条件
    構成パラメータ LogRollback=1 が明示指定された場合に発生

[発生する問題]

InterSystems IRIS バージョン 2025.1.0, 2025.1.1, 2025.2 において構成ファイル CPF でデバッグ機能である  LogRollback を有効にした場合、トランザクションのロールバックが正常に行われない問題が発生します。
**デフォルトでは無効に設定されており問題は発生しません。**

ロールバックにより更新が取り消されるのではなく、ロールバック処理自体が無視されます。システムログ messages.log やジャーナルログjournal.log への出力は行われず、グローバルはトランザクション前の値に戻されません。

[影響]

この整合性の問題は痕跡が残りません。システムは動作を継続しますが、誤った値が保持されたままになります。アプリケーションコード、プロセスの終了、あるいはECPの切断などによって引き起こされるロールバックの振る舞いに依存するアプリケーションやシステム操作は、ロールバックが発生する理由に関係なく意図せず破損したデータに対して処理を行う危険性があります。この問題はエラーやログメッセージを生成しないため、重大なビジネスへの影響が発生するまで検出されない可能性があります。

この問題は、以下の製品のバージョン 2025.1.0, 2025.1.1, 2025.2.0 で発生します。

  • InterSystems IRIS
  • InterSystems IRIS for Health
  • HealthShare Health Connect

[解決策]

この問題の修正はバージョン 2025.1.2 および 2025.3 に含まれる予定です。

  • 2025.1.2 は 2025年10月22日にリリースを予定しています
  • 2025.3 は 2025年11月19日にリリースを予定しています

緩和策としてLogRollbackパラメータを無効にしてください。このパラメータはデバッグ機能としてのみ使用することを意図しており本番システムでは推奨されません。

お客様のご要望により、本修正 DP-444551を現在お使いの製品に対する Adhoc として個別に作成し、提供することが可能です。
お使いのシステムに対する Adhoc が必要な場合は、カスタマーサポートセンターまでお知らせ下さい。これらの警告についてご質問がある場合は、カスタマーサポートセンターにご連絡下さい。

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