[概要]
- 勧告 ID: DP-456155
製品:
- 影響を受ける製品とバージョン:
すべての既存InterSystems Interoperability 製品、およびブラウザベースのXSLTを使用するソリューションが対象です。
- InterSystems IRIS data platform
- InterSystems IRIS for Health
- InterSystems Health Connect
- Health Connect Cloud
- Unified Care Record
- HealthShare Clinical Viewer
- HealthShare Health Insight
- InterSystems EMPI
- HealthShare Provider Directory
- HealthShare Care Community
- HealthShare Personal Community
- Health Gateway
- InterSystems Payer Services
- InterSystems TrakCare
- InterSystems TrakCare Lab
- InterSystems TrakCare Lab Enterprise
- TrakCare Community Health
- Personal Community
- InterSystems IntelliCare
バージョン:
全てのバージョン
- リスクカテゴリー & スコア
運用上のリスク (高リスク) - 必要なアクション
利用可能な製品アップデートをブラウザ変更前に適用するか、あるいは以下に記載する暫定的な緩和策を講じる必要があります。
[発生する問題]
- 2026年11月17日より、Webブラウザ「Chrome」および「Edge」において、組み込みのXSLT処理機能が削除される予定です。このアップデート以降、現在InterSystems製品のページ上でブラウザにより変換されているXMLコンテンツは、意図した通りに表示されなくなります。他のWebブラウザにおいても、近い将来、XSLT処理機能が削除される見込みです。
- 影響が確認されている箇所には、管理ポータルの「ビジュアル・トレース」および「メッセージ・ビューア」、EDIドキュメント・ビューア、ならびにZenレポートにおけるXMLメッセージの表示が含まれます。また、クライアント側でXSLT処理を利用している Health Connect Cloud、HealthShare、およびTrakCareの関連機能についても、影響を受ける可能性があります。
InterSystemsでは、現在も製品全体を対象として影響範囲の検証を継続しています。
[影響]
ChromeおよびEdgeから組み込みのXSLT処理機能が削除されると、ブラウザベースのInterSystemsアプリケーションの一部において、変換されたXMLメッセージの内容が完全には表示されなくなる可能性があります。これには以下が含まれます。
- メッセージビューアおよびビジュアルトレース(管理ポータルで相互運用性プロダクションを扱う際に使用)
- 紹介状や関連情報を表示するTrakCareアプリケーション
- ブラウザベースの動作に依存するHealthShareのビジュアルインターフェース
メッセージ処理のトラブルシューティングを行う際や、相互運用性プロダクションを開発する際には、「メッセージビューアー」や「ビジュアルトレース」といったアプリケーションがよく利用されます。本問題は、こうした視覚的なアプリケーション画面に影響をおよぼします。
ChromeおよびEdgeから組み込みのXSLT処理機能が削除されることに伴い、影響を受けるページでは、変換されたXMLメッセージの内容が完全には表示されない可能性があります。
管理ポータルにおいては、この影響により、「ビジュアルトレース」や「メッセージビューア」にメッセージの内容が表示されなくなることがあります。TrakCareアプリケーションでは、紹介状や関連情報を正しく表示できなくなる可能性があり、同様にブラウザの動作に依存するHealthShareの画面においても、同様の不具合が生じる恐れがあります。
なお、このブラウザのアップデートによって元となるXMLデータが変更されることはありません。
この問題は、あくまでブラウザ上でのコンテンツの変換および表示方法にのみ影響をおよぼすものです。
[解決方法]
- 推奨されるアクション:
影響を受けるすべての製品について、現在サポートされている各バージョン向けにアップデートが提供されます。各製品のアップデートが利用可能になり次第、該当するものを適用してください。本件に関する具体的な修正(DP-456450およびHSHC-5703)はこれらのバージョンに含まれます。
- InterSystemsは製品の修正を開発しており、2026年11月17日までに、以下の製品バージョン向けに
https://downloads.intersystems.com/ を通じて修正した製品を提供する予定です。
- InterSystems IRIS、InterSystems IRIS for Health、または Health Connect のバージョン 2026.1.x をご利用のお客様向けにバージョン 2026.1.6(2026年10月28日リリース予定)にて修正が提供される予定です。
- InterSystems IRIS、IRIS for Health、または Health Connect のバージョン2025.1.x をご利用のお客様向けにバージョン 2025.1.6 (2026年10月28日リリース予定)にて修正が提供される予定です。
- HealthShare製品のバージョンをご利用のお客様向けに HS 2026.2製品バージョン(2026年10月29日リリース予定)にて修正が提供される予定です。
- さらに修正が適用された製品バージョンが、2026年11月17日以降、
https://downloads.intersystems.com/ から入手可能になる予定です。
- InterSystems IRIS、InterSystems IRIS for Health、または Health Connect の2024.1.x バージョンをご利用のお客様向けに、2024.1.7 バージョン(2026 年 11 月 12 日リリース予定)にて修正が提供される予定です
- InterSystems CacheまたはEnsembleのバージョン2018.1.xをご利用のお客様向けに、バージョン2018.1.13にて修正が提供される予定です(2026年11月12日リリース予定)。
- InterSystems IRIS、InterSystems IRIS for Health、または Health Connect のバージョン 2026.3.0 ではこの問題が修正されており、2026 年 11 月 18 日にリリースされる予定です。
- 暫定的な緩和策:
「メッセージビューア」など、影響を受ける多くのページには、「XMLソースを表示」するオプションが用意されています。このオプションを選択すると、新しいブラウザウィンドウが開き、サーバーから生のXMLデータが取得されます。これにより、スタイルが適用されていない状態ではあるものの、XMLの全内容を確認することが可能です。
影響を受けた機能を復元するための代替策として、ChromeやEdge向けのブラウザ拡張機能「XSLT Polyfill」の導入を検討することも可能です。この緩和策に関する情報は、Googleが提供しています。
https://developer.chrome.com/docs/web-platform/deprecating-xslt?hl=ja#polyfill
なお、これはサードパーティ製のコンポーネントであり、リスクを伴う可能性があるほか、InterSystemsによるサポートの対象外となります。導入にあたっては、お客様自身のセキュリティポリシーおよびブラウザ拡張機能に関するポリシーに基づき、その使用の評価・承認をお願い致します。
- 11月17日までにアップグレードができない場合:
該当するInterSystemsのアップデートを適用できるまでの間、影響を受けるブラウザの自動更新を停止することを検討してください。これは、個々のシステム単位で行うことも、企業で管理するソフトウェアポリシーを通じて行うことも可能です。
なお、ブラウザのアップデートを延期することによるセキュリティおよび運用面への影響については、あらかじめ評価しておく必要があります。
本件についてご質問がある場合は、カスタマーサポートセンターにご連絡下さい。
























