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コグネティヴィティ・ニューロサイエンス(Cognetivity Neurosciences)、インターシステムズの相互運用性技術を活用し認知症に挑む

Healthcare worker at-home visit with patient

顧客: Cognetivity Neurosciences

課題: 医療システムとの完全なデータ相互運用性の実現

結果: 医療システムとの完全なデータ相互運用性と統合を実現し、画期的なソリューションとしてグローバルな成長と拡大を実現

認知症は世界的に大きな問題で、5,400万人が苦しんでおり、2050年には1億3,000万人に増加すると言われています。 英国ケンブリッジ大学の研究者が設立したCognetivity Neurosciences (コグネティヴィティ・ニューロサイエンス社)は、世界的に蔓延する認知症の問題を緩和するために最先端のソリューションを設計しました。

高度な神経科学に根ざしたシンプルな解決法

臨床症状が出る前の早期発見は、専門家による介入や生活習慣の改善により、認知症の進行を遅らせ、QOL(生活の質)を向上させる道を開きます。 生活習慣の改善により、症状の発現を最大5年遅らせることができ、その結果、一般集団における認知症の有病率を50%減少させる可能性があります。

Cognetivity Neuroscienceの統合認知機能評価テスト(ICA)は、人間の動物刺激に対する強い反応と、健康な脳が動物の画像を200ms未満で処理する能力に基づいて作られています。

クラウド型AIと神経科学の進歩を組み合わせたICAは、記憶症状が現れる前に疾患の兆候を発見することを目指し、動物/非動物視覚分類テストを迅速に実施しています。 アルツハイマー病の発症前の段階で影響を受けている脳領域に働きかけ、情報処理速度の微妙な低下を検出することができます。

ICA は、クラウド型のため、iPad やスマートフォンなど使い慣れたハードウェアで、インターネットに接続できる場所であればどこでも実施することが可能で、アルツハイマー病の発症前の段階で影響を受ける脳領域を特定し、情報処理速度のわずかな低下を検出します。

相互運用性の重要性

新しい診断技術の成功は、既存のワークフローや情報システムにいかに簡単に組み込むことができるかに大きく影響されます。 ICAプラットフォームのような世界的に大きな可能性を持つソリューションが臨床的に有効でスケーラブルであるためには、既存の臨床データとの統合が必要です。 多くの国では、相互運用性を管理するHL7® FHIR®やHL7 V2などの医療データ標準に完全に準拠することが求められます。

Cognetivity Neurosciences は、このような不可欠なデータ管理と相互運用性のための技術パートナーとしてインターシステムズ社を選びました。 InterSystems IRIS for Health™ データプラットフォームは、ヘルスケアデータからインサイトを抽出するために特別に設計されており、この要求の高い役割に理想的に適合しています。 クラウドに依存しておらず、主要なパブリッククラウド、マルチクラウド、ハイブリッド環境での展開に対応しています。 また、InterSystems IRIS for Healthによって、プラットフォームの構築に、さまざまな多くの技術を使用する必要はありません。 その結果、重要な情報が適切な人に適切なタイミングで流れ、効率的な導入と効果的な意思決定に必要な重要な要素が得られます。

「インターシステムズは、私たちの相互運用性と統合のパートナーとして、自然な適合相手であると感じました」と、Cognetivity Neurosciences の最高技術責任者 Jonathan El-Sharkawy 氏は述べています。 「当初から、当社の成長のために彼らに参加してもらうという決断に自信を持っていました。 InterSystems IRIS for Health は、非常に強力で、実績があり、National Health Service (NHS) に完全に受け入れられています。 また、インタ―システムズ のチームは、NHS 環境における豊富な経験を持っています」

完全に統合され、ユーザーフレンドリーなテストが成功する

InterSystems IRIS for Healthにより、 Cognetivity Neurosciencesは、民生用機器や医療用機器との効果的な接続を実現し、患者はiPadやスマートフォンなどの既存のハードウェアをICA検査に利用することができます。

電子医療記録(EHR)との高度な統合により、英国以外にも拡大する Cognetivity Neurosciencesの技術の普及がより促進されています。 また、多発性硬化症などの早期発見への展開も視野に入れています。

InterSystems IRIS for Health は、Cognetivity Neurosciences が NHS 全体の認知症ケア経路を変革し、遠隔検査、診断、監視ツールに対する世界的な需要に応えるために必要な相互運用性と俊敏性を、その最先端技術にもたらします。

「InterSystems IRIS for Health 独自のデータ管理および統合機能は、当社の業務にとって必要不可欠です」 と、El-Sharkawy 氏は述べています。 「InterSystems IRIS for Healthが、最大手のEHRプロバイダを含む非常に多くの医療情報システムとの統合に成功したことは、我々にとって大きな意義があります。 当社のプラットフォームがシームレスに連携することで、アクセス可能な国際的なアプリケーションの幅は大きく広がりました。」

臨床導入は順調に進んでおり、数百万人に恩恵をもたらす可能性がある

ICA検査は、認知症の早期発見を、より早く、より安く、より確実にするための大きな進歩です。 言語や文化、教育の壁を取り払ったシンプルなソリューションであるため、世界中どこでも採用することが可能です。 このプラットフォームは、英国の医薬品・医療製品規制庁の認可を受けており、NHSの精神医療専門機関であるNorth Staffordshire Combined Healthcare NHS Trustに導入されています。 また、英国サンダーランドのプライマリケアでも使用されています。

ICAプラットフォームは、英国政府のG-Cloudにも受け入れられており、米国Texas Medical CenterのFall 2020 Innovationプログラムの最終コホートグループに選ばれました。

Cognetivity Neurosciencesのイノベーションと、InterSystems IRIS for Healthの高度なクラウドデータ管理および統合機能は、世界中の数百万人を助けるために大きく発展できる位置にあります。

「インターシステムズとのコラボレーションは大いに有益で、私たちの野心を満たす助けとなりました」と、Cognetivity NeurosciencesのCEO、シーナ・ハビビ博士が述べています。 「インターシステムズの社員は、私たちと同じように、テクノロジーを使って患者さんの治療に大きな影響を与えるような改善を行うことに情熱を持っています。 InterSystems IRIS for Healthは、NHSや国際的な認知症ケアのあり方を変えるために必要な相互運用性と俊敏性を、私たちの最先端技術で実現してくれます。 そして、より速く、より正確で、より費用対効果の高い診断に対する加速度的な需要に応えることができます」

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