保険機関を変革する― 医療施設との関係

皆様は、主要な医療ネットワーク、または獣医のネットワークのどちらが、よりよい情報共有を実施していると思いますかと聞かれたら、どちらを選びますか。答を聞くと驚かれると思います。そして、これが、私は医療における相互運用性に非常に力を注いでいる理由でもあります。

私は、近年の医療における相互運用性の利点、そして何が欠けているかの両方を理解しています。私の飼い犬トールの場合、事故にあった時、そして最も近い救急ケア施設に運ばれた時に、相互運用性の力を経験しました。私がトールのこれまでの健康状態を共有する前に、獣医は、その記録にアクセスして、必要なケアのために必要なすべてを理解していました。

逆に、私の祖母が休暇中に怪我をして、彼女のプライマリケア医の系列施設である救急病院に運ばれた時(意図的にその施設を選びました)、彼女の診療記録にアクセスできなかったのです。退院した後、救急科に行った記録を彼女の担当医は見ることができず、同じ検査を行って、診断は遅れました。祖母をどの病院に搬送するかという全て正しい意思決定をしたにも関わらず、トールの時のような分断のない診療経験を、祖母の時には得る事ができなかったのです。

私の祖母の経験は、異例なことだと思いたいですが、そうではありません。情報へのアクセスができないために、患者が必要なレベルの治療を受けられないということが、しばしば起こっています。

インターシステムズグローバルサミット2019 のヘルスケア・リーダーシップ・カンファレンスで、私は、祖母よりもトールの方がよりよい診療経験だったという話をさせていただきました。これまでできなかった患者の履歴情報の深いデータにアクセスできるようになったにも関わらず、今日の医療施設は、以前として、情報共有する最良の方法を持たないでいるということは、何ということでしょう。

Premera のような保険機関は、祖母が必要な支援を求めた時、私の家族が経験したようなことを防ぐことのできる立場にあると思います。保険機関は、加盟者のすべての検査、診断、治療といった全ての情報にアクセスができます。進んだ分析や機械学習の能力も持ち、情報処理をして、ケアのギャップの特定、リスクの軽減、医師との関係改善などに利用できるのです。

医療エコシステム全体での情報フローの改善は、1つの保険機関、医療施設、あるいはテクノロジープロバイダーが、その組織だけで解決できる問題ではありません。これには、すべての医療業界の関係者が協力して努力し、コミュニケーションラインを開く事が必要です。インターシステムズのようなパートナーとともに取り組むことで、Premera や他の保険機関は、総合的な患者エクスペリエンスの改善と、保険機関、医療施設、そして患者が前進するための革新を起こす1つの動きを可能にしています。

私は、障害ではなく、よりよい診療経験を先導するソリューションの一部を担いたいと思っています。医療分野でより多くの保険機関が、分断のない相互運用性が標準的なものになるために求められる議論をして欲しいと願っています。

HIMSS20 では、Premera の Industry Solution Session: Breaking Data Silos to Make Healthcare Work Better を、どうぞお聞き逃しませんように。

 
筆者について
シェリー・ウィルソン。17年にわたり、医療システムの課題を支援しつつ複雑な健康問題をもつ加盟者をサポートするケースマネジメントの経験をもつ。心療内科医。診療実務、データ管理、教育、スタッフ開発、システム管理、ワークフロー設計、変革管理、実装管理などに熟練している。

Premera Blue Crossでは、現在、データと技術と医療従事者とを結びつけ、保険機関と医療機関のデータを、包括的な患者健康記録として統合することで、患者に最良のケアを提供することに尽力している。
 

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