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ラウンドテーブル: 6つの学んだ本質

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私の本質は、依然として医師であります。

これは、先日行われた、偶然にも私と同じく医療でのエグゼクティブとなられた5人の医師の方とのエグゼクティブ・ラウンドテーブルを終えて、一番感じたことです。また、個人的にも学ぶことがありました。私たちは、医師であるエグゼクティブという立場から推進しているバリューベースケアへの変革努力について議論しました。

私は救急の医師ですが、議論を開始してすぐに、私たちは全員「目の前にいる患者様が、 何よりも大切」 という思いが原点であることが分かりました。こうしたエグゼクティブたちは、医師ということを最初に考えると、スタッフである医師向けには、バリューベースケアの構築は、診療改善につながるということを示唆しています。

しかし、このパネルディスカッションで、私の得たものは、これだけではありません。これが、その6つの学んだことです:

  1. バリューベースケアは、医師にとっては財務的なサインはない

価値に対する患者の定義もまた、医師たちに響くものでした。医療に関する価値は、安全、品質、人間関係、簡単な利用、利用しやすい費用を意味します。これは、診療や手術といった1つの出来事ではなく、経過する全体中での患者医療を管理する長期的な診療モデルと同じです。そのため、バリューベースケアの重要な視点は、財務的なものではなく、診療的なものであるべきです。もちろん不要な処置や診療にかかるリソースの無駄は、誰にとってもよいものではありません。

  1. 課題は、十分なデータにあるのではなく、データが多すぎること

医師リーダーたちにとって、2つの課題があります。1つは、継続したケアを通して、お互いに会話ができる電子システムを得て、医師が必要な全てのデータを得られること。もう1つは、皮肉なことですが、全てのデータは、しばしば多すぎるということで、医師が必要なのは、診療の現場で意味ある情報です。

1人のパネリストがこう述べました。医療情報システムは、「情報のレポジトリ」以上のものである必要がある、と。医師は、必要なデータを得るよりよい方法が必要なのです。また、 今、診療の現場で、正しい意思決定を簡単にすることができる意思決定支援ツールのようなものが必要です。必要なのは、今であって、その後の会議室ではないのです。

  1. Tデータは使われるべきである

医師はまた、診療改善のためにデータを活用する方法を学ぶ必要があります。それを今行っている方もいます。パネリストのある方によると、病院の産科医が、データを見て、ルーティンCセクションで、癒着バリアは癒着を取らないというを発見したのです。この処置を止めることで、何百万ドルを費用を抑えることができ、診療も改善しました。医師は、この変更を、彼らがもつデータを集めて確認することで、行うことができたのです。

  1. 標準化された診療は、留まる必要はない

これもまたデータ利用の幻想、あるいは診療の標準作成を知らせる証拠でもあります。標準化は革新を減速させるという医師もいますが、1人のパネリストは、実際、「標準」は、新たな考えに対する基礎としてみるべきだと述べました。パネルのチーフメディカルオフィサは、感染、段階的処置、重要な診療、産科などについて病院で得られた診療データを担当する医師のワーキンググループでの成功例をお持ちでした。

  1. 技術は目的を持つべき

実際忘れられないのは、ノースカロライナのエグゼクティブがこう述べました。「データのためにデータを集めているのではない。診療のイニシアティブの遂行するため、あるいは、目的を定め、そのために関連リソースを調整して、組織としてよい結果を得るために必要なデータを探しているのです。」技術構造は、目的を反映するべきです。

  1. 退院後は、もはや責任外ではない

病院は、今では、患者の退院後の症状に責任があります。よい例は、再入院です。1人のパネリストは、組織的にコミュニティに関わる病院は、再入院防止で、最もよい結果を出しています。1つのパイロットプログラムでは、退院後に電子メール、電話の自動コールをして患者を繋くという、コミュニティに関わらせる戦略によって、再入院を65%削減できました。

このラウンドテーブルに関する記事全文は、HealthLeaders Media Magazine 2017年6月号に掲載されています。

 

Turner Billingsley, MD
医療および技術専門性を兼ね備え、CMO (Chief Medical officer)として、ソートリーダシップももつ。医療の顧客と連携し、医療技術の提供を支援している。医療IT分野でのインターシステムズの代表でもある。

米国空軍でのフライト外科医、フロリダ州ジャクソンビルのSt. Vincent’s Medical Centerでの救急科(ED)医師としての勤務を含め、30年近くの臨床経験をもつ。St. Vincent’s Medical Centerでは、品質保証とリスク管理を牽引する立場でもあった。また、Xpress Technologiesの共同創始者でもあり、CMOとして勤務したほか、ED文書システムの開発にも携わった。

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