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HIMSS から、すでに1ヵ月以上経ったことは信じられません。HIMSSは、事前の計画や準備を含め、医療IT業界では、1年のうち最もワクワクする週の1つです。そして、すべての展示は価値のあるものです。この年次カンファレンスは、3つの事を必ず得られるからです。それは、草分け的なイノベーションへの洞察、価値あるディスカッション、そしてこの上ない疲労です。事実、通常、その5日間のカンファレンスで見たり聞いたりを消化するのには時間がかかります。そこで、単純に、私は、インターシステムズの業界トップの専門家たちが話していた、HIMSS18 で学んだ大きな3つのことについて、簡単に報告します。どうぞお楽しみください。
「FHIR
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移動が困難な参加者からの視点と医療システムの関係
移動困難な HIMSS 参加者として、私は3つことを学びました。
- 移動が複雑。特にそれが他の人に依存している場合
- 病気やケガの時、人は非常に親切で、同情的
- 目の高さにいない時、人混みで迷子になる
HIMSS18 (ラスベガス)
だれも患者になりたいとは思わないでしょう。それは本質的に健康でないことを意味します。残念なことに、私は
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インターシステムズジャパン 営業部 紺木孝之
何年も前からいくつかの病院で聞いていた「アラート通知したい」というリクエスト、最近は多くの病院で聞くようになりました。
既に実装済みで、より範囲を拡大したり、精度を高めたりしている病院もいらっしゃいます。入力したデータ、発生したデータを有効活用して業務を効率化したい、安全性を高めたいという現場の要望として当然だろうと思います。最近は読影や病理などのレポートの既読、未読管理の要望が多いですが、今後、ITに対してアラートや意思決定支援の要望がさらに増えてくると思われます。検査でパニック値が出た時のアラート、特定の感染結果が出た時の安全部へのアラート、検査値や薬による診療の判断支援など、多くの情報からデータを絞り込み、迅速にそのデータを活用するというのはITが得意とするところであり、そのデータの活用により多くの部門や医師、看護師、コメディカルの効率化を実現し、患者・医師・病院を守ることにもつながるので、ITへの期待が高まるところです。
また、IT
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医療は急速に進化しています。診療の進歩、技術革新による進化、市場の圧力であれ、医療を提供する組織は、変化するトレンドに追いつくために常に注意を払っています。生き残るために重要なことは、新しいケアモデル、コントラクトメソッド、アウトカムと患者満足を改善するために設計された運用ワークフローを試行し、いかに迅速に変革できるかにかかっています。こうしたプレッシャに直面し、Providence St. Joseph Healthは、競争の激しいカリフォルニア州とテキサス州の市場で、1千万の命、数千人の医師、14以上の病院、2500以上の地域医師を繋ぐ革新的なプラットフォームを開発しました。
この革新的プラットフォームの中核は、インターシステムズの基盤を活用した連携された医療記録で、エンタープライズやコミュニティのさまざまな電子医療記録を補うものです。どこで作成され、どこに保存されているかに関わらず、コミュニティ全体で、ユーザは他からのデータへアクセスすることができます。これは、どの電子診療記録を使用していようが、同じコミュニティ記録を他の医師に提供することで、医療提供者の戦略的関係強化と患者ケアの改善に寄与します。より重要なことは、診療的な統合への障壁を緩和し、より革新的なものへの扉を開くことです。
連携された医療記録の構築は、強力な組織的フレームワーク、成長を支えるリーダーシップのコミットメント、そして既存の課題を解決する魅力的なサービスの創出が必要です。そこには、「それを作れば、彼が来る」というものはありません。クリティカルマスの医師やコミュニティパートナが連携できるようになり、PSJH
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先日、AMA(American Medical Association: 米国医師会) CEO Dr. James L. Madara が、この団体の 2017 Interim Meeting での基調講演で、医療データを活用した医療革命の機会について強調して述べていました。既に、過去10年での医療データの流入によって、この業界でのケア提供を新たなレベルへと押し上げていないなどとは、言っていません。日々、膨大な情報に取り組む組織のことはよく聞きますし、その多くは、最先端のデータと技術を上手く利用して、医療の質を劇的に改善しています。しかし、医師たちは、こうした量のデータと戦っていると考えているでしょうか―そして、それによってよい結果を得られているのでしょうか。
Madara博士によると、この業界は現在「データの海に直面しているが、これは臨床としての意味の池にすぎない」と言います。そして、彼のいう事は正しいと思います。現在、患者記録を定義する多くのデータセットから正しい情報を得ることは、患者の正しい評価と治療には不可欠です。多くの場合、最も重要な情報は非構造化データの中に埋もれています。しかし、誰かが、特に医師(恐らくこの惑星上で最も時間に追われている者)が、こうしたデータの山を整理して、診療の場でアクションが可能な診療上の意思決定を行うと、期待することができるでしょうか。
データをよりよく共有し、調整して、意味あるそして行動が可能なように医師に提供し、よりよい洞察の提供を進めて、迅速で正しい臨床意思決定を可能にする方法はあるはずです。
医療組織が患者の医療記録にある隠されたデータ利用に投資をするのであれば、非構造化データという最も重要な要素を抽出して、その情報を価値あるものとして、医療従事者に提供することに集中することから始めるべきです。また、こうして得た洞察を組織外の医療従事者と共有できることが必要で、これが、効率的なケア連携には非常に重要です。これは、基調講演の中で